ディーセントワークを考える講義 | 幸せってなにかね? 弁護士皆川洋美の日常(札幌弁護士会所属)

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こんにちは。

7月8日の毎日新聞にちょっとだけ名前が出ていたので,思わずご紹介です。

 

ほっかいどう 働く人の権利を学ぶ 江別高定時制で出前授業 契約や休暇、相談窓口など説明 /北海道

毎日新聞2017年7月8日 地方版

 長時間労働や過労死など特に若い世代の労働環境が問題になる中、江別市の江別高校(吉田岳夫校長)定時制で、北海道労働局の監督官らによる出前授業が始まった。厚生労働省は働く人の権利や相談先などを知ってもらおうと高校や大学生らを対象に講師派遣事業を行っており、昨年度は道内20校で実施。働き方改革が叫ばれる中、「ディーセントワーク」(働きがいのある人間らしい仕事)の大切さを伝える。

 江別高定時制の授業は、夏休み明けまでの計3回実施される。初日の5日は道労働局監督課の金曽恵一・特別司法監督官が講師を務め、4年生11人が出席した。

 金曽監督官は「労働時間や賃金などを示した労働条件通知書を必ず書面で交わす」「アルバイトでも働いた期間に応じて有給休暇が取得できる」などと説明。「仕事上のミスぐらいでは解雇できない」など労働法の基礎を伝え、困ったことがあったら相談窓口を利用するようアドバイスした。

 11人のうち9人がアルバイトをしており、生徒たちにとっては身近なテーマ。建設会社で働く免田季也さん(18)は今の仕事に不満はないが、兄は以前コンビニエンスストアでアルバイトした際、午前4時までの勤務後に3時間サービス残業をさせられたこともあったという。「ブラック企業は若者使い捨て企業との説明が分かりやすかった。疑問に思ったことは相談したい」と話した。

 今後の授業では、個人で加盟できる労働組合「さっぽろ青年ユニオン」の岩崎唯委員長と、過労死問題に取り組む皆川洋美弁護士が講師をする。


 担当の飯塚正樹教諭は「生徒はアルバイトで社会とつながっており、仕事上のトラブルを防ぐことが学校生活を安定させることにもつながる。これから本格的に社会に出たときにも必ず役に立つ」と話した。【千々部一好】