6.出来るのは自分の事だけ
自分の思考や感情ですらコントロールできないのに人を自分の願望に巻き込みがちです。
あの人にこうなって欲しいああなって欲しい。
個人個人が意識を持ち、現実を引き寄せたり作っていたりしているのですから、他者がそれを換えてしまおうというのはいささか無理があります。
相手の思考を支配し、こちらの要望が引き寄せられるようにコントロールすれば出来るでしょう。
でも、それは「呪い」や「洗脳」です。それと生霊と呼ばれる類のものになっていきます。
人の作り出した現実を消したり排除したりすることは相当なエゴ的なパワーになっていきます。
徹底して自己についての願望に置き換えていく事が得策です。
他人に対する不満については、不満を抱えれば抱える程、そこに現実化のエネルギーを注ぎ、その現実を消せません。
そこに注視すればするほど、そこにフォーカスが合い、その現実を存在させ続けます。
こういう場合は、自分自身のフォーカスを切り替えること。
「認めるもの」が現れて、「見つめるもの」が拡大します。
相手の中の何を見るのかは自分側の選択なのです。
この選択は容易に変える事ができます。
そうやって自分自身が執着している事を手放していけば見える現実が変わってきます。
自分自身の事は変えて行き、他人の事は自分が見る角度、フォーカス変えて行く。
これが大原則です。
そうすると結果的に全ての現実が変わっていきます。
嫌だったあの人の行動もその時には変わっているでしょう。
自分はそのままで相手を変えるのではなく、自分側の現実が変わればそれ相応の他者が現れるという仕組みです。