ベネチアの観光スポットのひとつ

ドゥカーレ宮殿に着きましたニコニコ

 

カメラに収まり切れないほど壮大

 

ほぼ海との境目の運河(カナル)に面して建っている壮大なドゥカーレ宮殿は、7世紀末期から1000年以上にわたって栄華を誇ったヴェネツィア共和国の総督邸兼政庁だそうです。

 

内部には

当代きっての画家ヴェロネーゼや

ティントレットのフレスコ画で彩られた

きらびやかで豪華な部屋が並んでおり

「最も高貴な国」と呼ばれた

当時の繁栄ぶりを想像することができます。

それと同時に

実は表には見せたくない

裏の部分もあります。

表側からは見えない隠された

執務室や裁判所、牢獄があるんですよビックリマーク

 

今回、

その秘密の部屋に案内していただける

ツアーに参加しました音譜

 

ツアーは、ここを管理されている人により

1階の鍵のかかった扉を開け、そこからスタートします。

 

奥に見える人々は

普通の入り口から入る人です。

 

秘密の部屋の

全体図だそう

 

ドゥカーレ宮殿で

裁判を受け有罪となった人が入れられる牢です。

見るからに頑丈な鍵がかけられています。

 

部屋は小さく天井も低く

ほんの小さな窓がある木造の部屋や

窓すらない石造りの部屋などがあります。

さらに、

屋根裏部屋や地下にも増築されたそうです。

屋根裏は暑くてたまらなく、

地下は、浸水したので

苦痛で死ぬ人も・・・

 

1,000人以上の女の人と関係をもって

人類史上最高の恋愛の達人と言われた

あの有名なカサノバも

いろんな罪をおわされ

この牢獄に入っていたんですよ。

(身分が高かったので、少しマシなところだったけど

それでも、狭くて天井は低かったそうです。

カサノバは背が高かったので、ずっとかがんでいたんだって)

 

結局

カサノバはこの最も警戒厳重なこの監獄からの脱獄に成功した唯一の人となったんですね。

一度失敗したけど、

二度目は、カーニバルが開催しているときに

仮装して天井裏から通って逃げ

見つかっても、道に迷ったとごまかして

逆に出口まで案内させたという話を

ガイドさんがされていました。

 

(カサノバが通ったとされる屋根裏通路)


逃げ出したあとも

サンマルコ広場の有名なカフェ

フローリアンでコーヒーを飲んで一服してから

パリに逃亡したと言われています。

 

こんな感じで

この宮殿には

いろんな裏の顔があるんですね~

 

 

総督の書記官と

十人委員会の密文書副書記官の部屋や

(とても質素)

密文書大臣の部屋など見学

 

 

1268年以降の司法官の紋章と名前が記されている書庫。

秘密保持のため

文盲の人に文字を形として模写させたそうです。

 

扉はわざと傾けています。

これは

侵入者がいた場合

閉まるときバタンと大きな音がなるようにと

工夫されているんですって。


扉を一つ開けると

別世界なのに

 

また

秘密の武器庫があったりします。

 

 

驚くことに

死刑執行部屋も

あるんです・・・

(絞首刑)

 

そんなところを見た後

一般公開の

華やかなところに行きます。

 

 

 

 

 

 

ここには

もう一つ有名なスポットがあるんですよ乙女のトキメキ

「ため息橋(Ponte dei Sospiri)」

ドゥカーレ宮殿の尋問室と

牢獄をつなぐ橋で、

19世紀の英国詩人ジョージ・バイロン氏が

「囚人が牢獄に入る前

この橋から外を見て

この世に別れを告げながら

ため息をついた」

と著作に書いたことに由来するそうです。

 

でも

ホント有名になったのは

アメリカののロマンディック・コメディ映画

(ダイアン・レインのデビュー作)

「リトル・ロマンス」で

ため息橋の下で

日没の瞬間にキスした恋人たちは

永遠の愛を手にすることができるという

サンセット・キッスの伝説を

取り上げたからかもしれませんラブラブ

 

そのため息橋の小窓から見た外

反対側

このきれいな景色を見て

ため息をついたんでしょうね・・・

 

いろいろ

見学できて

面白かったですよ~

このツアー

おすすめです!!

(※宮殿にも並ばず入れます)