3度目。
病院に行く前は思いもよらなかったのだが、僕たち夫婦は今日、3度目の体外受精を行なった。
一言で言えば「慣れ」。と言っていいのか、前回までのような心構えは、薄れてしまっている。
1度目の体外受精は着床せず、2度目は着床はしたが根付かず。どちらもグレードのいいと言われる胚盤胞だ。そして今日移植するのは初期胚。確率は20パーセント強と言われている。
正直、「駄目だろうな」なんて空気が夫婦間でも漂っている。ような気がする。だって、60パーセントだとか、同程度の確率を外してきた過去があるから。
今までと違うことをしよう。と、決めた。「残っている胚盤胞はグレードがあまりよくなく、初期胚の方はグレードがいい。確率は同じくらいだから、どちらでも、好きな方を選んで下さい」そう言われた。
だから、初期胚にしよう。と、2人の意見が一致した。
言っちゃあなんだが、ジンクス。みたいものだ。左足でバッターボックスに入って三振したから、今度は右足から入ろう。そんなところだ。
そんなところに、希望を見出そうとしている、2人だ。
改めて思うことだが、子供を授かるって、命を授かるって、なんて尊いことなんだろうと思う。これは、きっと病院に行かず子供を授かっていたとしたら、学ぶことのなかったことのように思う。
子供が欲しい
こんな感情も、持つことがなかったのではないかとも思う。
僕に子供を持つ資格がないのかなぁ。僕の行いが悪かったのかなぁ。そんなことを思ったりもしたが、やっぱり会いたいんだな。愛する妻と、僕の子供に。
ま、出来なかったら出来なかったで、今お留守番している愛犬を甘やかしまくるからいいんやけど。笑
………。
………。
犬いてよかった。涙
なんて、妻が今移植頑張ってるのに、待合室でこんなことを綴っている申し訳なさったら…
ああ、みんな、みんな授かったらいいのに。
みんな、報われたらいいのに。