我が家の娘、小学校一年生。

 

1学期の終わりごろの算数の宿題で

引き算の文章題が出ていました。

 

「いちごが7個あります。みかんが4個あります。ちがいはいくつでしょう。」

という問題。

 

 

問題を読んでから いつも

「意味わかんなーーーーい!」

と叫び、泣きながら宿題をする。。。を繰り返していました。

 

 

 

娘によくよく聞いてみると 「ちがい」 という言葉が

何を意味するのかがわからないようです。

 

 

そこで私は、問題を絵に描いて

絵を指さしながら、問題を何回か一緒に読んでみます。

それでも、何を問われているのかよくわからない

というのが多かった、1学期。

 

 

 

それがつい先日、2学期になって久しぶりに

宿題で「ちがいはいくつ」 問題がでたとき

一人でするする~と式を書いて、答えを出していました。

 

 

あれ?できてる、と私はびっくりしました。

問題の意味もわかってる。

 

 

問題に慣れたのか?

問題と回答の方法を覚えたのか?

と考えてみましたが

 

 

それなら、1学期に毎日宿題に出ていた頃に

問題が解けるようになっていたはず・・・

 

 

このように子どもがある日突然

できなかったことができるようになる、という姿を

親や先生はよく目にするのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

人間の脳は

身体の成長の時期に合わせて

それにふさわしい機能を発達させていくようになっています。

 

 

 

例えば、うちの娘の年齢の頃(6,7歳)になると

脳の言語をつかさどる部分の発達が始まり

 

 

以前はわからなかった言葉や

数多くある言葉の種類や使い分けなど

言語に関して、理解がすすんでいくようになるそうです。

 

 

 

だから、小学校へ入ると、国語という教科が始まり

字を書いたり、読んだりすることから

文章をつくって、それを書いたり、と

 

年齢を経るにつれて(脳の発達に合わせて)

言語に関する機能を高度に発達させていくようになっています。

 

 

それらを考えあわせてみると

 

娘が、以前はできなかった 「ちがいはいくつ」 という問題を解けるようになったのは

脳の発達が 「ちがい」 という言葉の意味や

前後の言葉のつながりから、その問いの内容を理解できるようになった

=問題が解けるようになった

 

ということがわかります。

 

発達には個人差があるため

うちの娘の発達スピードでは

「ちがいはいくつ」問題がでてきた1学期には

言葉の意味が理解できなかった、ということかな、と思います。

 

 

 

 

 

子どもが2,3歳になり、片言でも言葉を話せるようになると

大人は子どもと言葉を使って会話します。

 

そして内容も だいたいは通じ合うので

 

子どもは 「言葉の意味をわかっている」 と

あたりまえに思って、話をしていませんか?

 

 

ですが、ナント!

子どもは言葉の意味はまったくわかっていないのです。

言語をつかさどる脳が動き始めるのは 6,7歳から だからです。

 

 

お母さんやお父さん、先生などの大人と会話をしている

6歳前くらいまでの子どもたちの中の様子を

ちょっと想像してみました。

 

 

 

大人 「何でこんなこともわからないの!」

子ども ⇒ 言葉で言われるだけじゃ、ちんぷんかんぷん。

 

大人 「~~~したら、○○○になるって いつも言ってるでしょっ!!」

子ども ⇒ どうなってしまうのか、やったことがないことは、言われてもわからない。

 

大人 「何回も言ってるじゃない!」

子ども ⇒ 何回言われても、言われても、言葉がわからないから、何をどうしていいのかわからない。

 

大人 「早くしないさい!」 

子ども ⇒ と、言われても、 「早く」 ってどうすればいいのかわからない。

 

大人 「ちゃんとしなさい!」

子ども ⇒ ちゃんと ってどうすればいいの??姿勢をピンとのばすこと?おしゃべりないこと?今やってたことをやめること?

 

大人 「しっかりして!」

子ども ⇒ しっかりする って??ピッと止まること?笑わないこと?今やったことはやってはいけないこと?

 

 

 

おそらくこんな混乱が起きているのではないかな、と思います。

 

子どもの発達のことを知らないとき

私はよく、子どもにこんな言葉を言っていました。

次から次に言葉を並べて、話して 言葉だけで指示していました。

 

??????のオンパレードだったんだろうなあと思うと、反省しきり・・・です。

 

 

 

 

 

子どもは

あれこれ言われても 

何回言われても

 

 

何のことか 

どうしたらいいのか 

早く、とはどういうことなのか、何をすれば 早く になるのか

ちゃんと、のときは何をどうすればいいのか

しっかり、 のときは自分は何をしたらいいのか、

 

わからない 状態 なのです。

 

 

 

それを知った時、私は衝撃でした。

 

「ええーー?ホント?

でも、子どもは言ったことをわかってるから

いろいろできることがあるんじゃないの?」

 

という疑問を持ちました。

 

 

でも実は・・・

言語脳の発達が始まる6、7歳よりも前の年齢では

 

言葉の音 と 物や行動 を

言葉の音 と 自分の中の情動 を

 

点つなぎのような感覚で 反射的に結び付けて理解しているそうです。

 

 

 

例えば 「ペン取って」 と言うと

 

【ペン という音を発すると  そのモノが 自分の前に運ばれてくる】

 

と、いうように子どもは理解しているそうです。
つまり、わかっていない のです。

 

 

 

 

 

「子どもに言ったことは、子どもはほとんどわかっていない」

 

 

ということを頭の片隅において、子どもと接してみてください。

子どもへの見方、接し方、が大きく変わってきませんか?

 

 

 

それでもなお

・子どもにあれこれ言ってしまう

・言い聞かせて、納得させようとしてしまう

・言っても聞かない、やらない子どもを見るとイライラしてしまう、怒ってしまう

・わかっているのに、できない

 

など、子どもへの接し方に変化が見られず

 

 

子どもに自分の怒りをぶつけたり

イライラして落ち込んだり

子どもを激しく怒ったり

怒った自分を責めたり・・・

 

 

と、苦しい思いを抱えるようならば

 

 

それはあなたの心の傷が

子どもとの関係の中で映し出されていたり

 

あなたが本当の自分ではなく

偽りの役割を無意識のうちに演じていたりすることが

 

あなたをそうさせているのかもしれません。

 

 

変わりたいけど

変われない、変わらない

 

それは救いを求めているあなたの声ではないですか?