札幌・円山あたりをうろうろしている
老夫婦ふたり暮らしの記録です



こんにちは、夫です。

妻が乳がんに罹患しました。

まだ若い頃のはなしです。


妻の入院中、

夫にとって何がアレって…


食事です。

食事にいちばん苦労しました。


妻が「食事製造機」と

いいたいのではありません。

ただ、さびしいのです。


妻が入院してから

最初の数回の食事は

外食したり、買ってきたり

つかの間の独身生活を

楽しんだのですが。


あっという間に、さびしく。


夫にとって、食事というのは

妻をはじめ

誰かと一緒に食べるから

おいしいものなのだと実感。


たまにする独りでの外食も

たまにだから

工夫のしがいがあって

楽しいものなのだと痛感。


朝昼晩と

ひとりめしが続くのは

予想外につらいものでした。


知り合いと毎日

会って食事するっていうのも

なんだか面倒で。


夫にとって気が紛れたのは

自炊。

時間がつぶせるのも、よし。

買い物であたまを使うのも

袋にうまくつめようと

四苦八苦するのも、よし。


なのですが…


さびしさばかりは解決策はなく

慣れるしかなかったです。

妻が2週間後に帰ってくる、と

わかっているから

がんばれましたが

予定がたたない入院だったら

と考えると…


「がんばるのは、あなた」と

言った妻の予言?が

迫力を増したのでした。