子供の頃

近所に「キムラパン」があった。


アンパンはキムラパンが作った

というので、岡山の人はアンパンは

岡山が起源だと思っているが、

実は、銀座のキムラパンの暖簾分けらしい・・


その

キムラパンには「シュネッケ」という

甘い菓子パンが昔からあった。


ドイツ語を習うまで

それが「カタツムリ」のことだとは

知らなかった・・


久しぶりで(ペーターの愛犬を連れて・・)

ウィーンの郊外を歩いていると

やたらにSchneckenが雨後の野道を

たくさん這いまわっている・・


シュネッケの好物はカルシウムだ。


雨後のコンクリートに

日本ではカタツムリが張り付いているのも

そういう理由であるが、アルプスの国オーストリアは

カルシウムに限らず、鉱物資源は豊富である・・・

すでに

1年近くが経っているが、

ドイツの国会内でTwitter使用が

禁止されたことがあった・・


友人が

iPadやアンドロイド、ツウィッターの時代到来を

予言するように話し始めてから

これまた、すでに、2年以上の時間が過ぎている・・


ヨーロッパでも

ビル・ゲイツの成功秘話がTVの特集で

流れたり、アップル・グーグルのインフラ完成など

これまた、思い出したように・・特集を組んでは流している・・


ウィーンの市立中学高校では

iPadを試験的に持たせて、教科書ゼロを目論む・・


昔から、ヨーロッパ、特に、ドイツ語圏では

成長期の子供たちが毎日思い鞄を下げて登校する

ことによる「背骨・脊椎の発育阻害」を問題にして来た歴史がある・・


日本のTV番組の極端なお笑い主流に流されて

いると、現実に「テレビを中心とするメディア」が実は

世界的に大きく変ろうとしていることを「見逃し」てしまう。

日本のテレビ局には申し訳ないが・・この変革は急いで

到達点を見せてもらいたいものだ・・


変えるのは、メディアの選択者・・なのである・・・

司馬遼太郎の

竜馬を久しぶりに読む・・


大河ドラマの

福山版「竜馬」はちょっと線が細い・・


高校生時代に読んだ時には

気付かなかったが、竜馬をこれほど明るく

書いていたのか、などと思う。


あの頃は、何でも自分に投影して

呑み込んでしまっていたものだろう・・


モーツアルト「kv331イ長調トルコ行進曲付」


昨日ウィーン時代の友人が毎年のリサイタルを開いた。


久しぶりにピアノリサイタルを聴いたが、なかなか

堂に入っていた。ウィーンのベーゼンドルファーホールで

彼のウィーンで最初のコンサートを仲間と作った時は

ひやひやしたものだった・・・のを想い出す・・・


音大の先生をやりながら、毎年定期のリサイタルを

やっている。彼の年輪が見えてきて、嬉しく思う。

4月23日・・


ロンドンやストラットフォードの街では

演劇祭に沸いている・・


毎年の行事、でもある。


ウィリアム・シェークスピアの命日である・・


ところが、この世界的な劇作家は

誕生日も4月23日なのである。


1564年4月23日に生まれて

1616年4月23日に亡くなった・・


生没年は「人殺しにも色々」と覚える

「1・5・6・4 にも 1・6・1・6」



昨夜は、一人で珈琲を飲みながら

シェークスピアを読んでいた・・

そうしたら、親友が転んで?怪我をしたという

連絡メールが飛び込んできた。膝頭を強く

打ったらしい、が、病院へ行って松葉杖で

帰ったというから・・心配である・・

夜毎に生まれては、

夜毎に消えゆくもの・・


答えは・・「希望」・・・


オペラ『トゥーランドット』の中で

取りざたされる3つのなぞなぞ・・


二つ目は

赤くて、炎のように熱いが火でないものは?


カラフ皇子は「血潮」と答える。


なるほどね、と思わされるが

3つ目は(物語を理解しなければ)想像がつかないだろう。


氷のように冷たいが、周りを焼き焦がすもの?


このなぞなぞの真意は、そもそも物語りのテーマは

何かを知らないと分からない。また、オペラはウィーンの

国立歌劇場Staatsoperやミラノのスカラ座、パリ、ロンドン

プラハ、ワルシャワ・・いたるところで観劇したが、どこで

見ても私のような素人には難解を極める。


音楽として聴くには、舞台が気になる。

舞台が気になると、ストーリーが気になる。

ストーリーは気になるが、言葉がわからないので

ソロのアリアや二重唱、三重唱、合唱が歌い掛けて

いる意味がわからない・・


ということで、パンフレットを買ってくる、ことになる・・


トゥーランドット姫は、絶世の美女で、彼女を見た男は

「求愛しないではいられない」という。しかし、彼女に

求婚するものは、彼女が出す3つのクイズに3問正解

しなければ、捕えられてその首を落される、というのである・・


ところで・・

3つ目の答えは、氷のように冷たく、如かして、周囲を焼き焦がす

ものは、彼女自身。つまり、「トゥーランドット」が正解。



池波正太郎さんのシリーズを

読んでいると、面白い言葉によく出くわす・・


「肉置き」もそのひとつ・・


読めるかな。


「シシオキ」


この牝牛はずいぶん「肉付き」が良いねえ・・

などという時に用いる。


特に、女性の身体が年齢とともにポッチャリして

くることを揶揄して使っていらっしゃる。

昭和の始めは、(私の親父さんも使っていたから)

一般語だったのだろう。


ところで、運動不足で、私もシシオキが気になる・・・

トゥーランドット姫の

二つ目のなぞかけ・・


「赤く、炎のように熱いのに、火でないものは?」


これに答えて

カラフ皇子は「血潮」と正解する。


血潮、といえば

今日の新聞に小学生女児への

ワクチン無料接種が載っていた・・


子宮頸がんはウィルスが大きな

ファクターであることが確かめられている。

このガンの99.8%に「パピローマ・ウィルス」が

見つかっている。特に、このガンの死亡率は

25%にも及んでいて、子宮摘出をした後に

他のがんを併発させて死亡するケースを加えると

もっと高くなる・・


世界でも70カ国以上が、女児へのワクチン接種を

無料で始めており、性交渉を持つ前の子供に

このウィルスへの抵抗力をつけさせる、というのだ。


がんの発生も、20~30代での発症が

もっとも多く、若い美空の女性の生命を

奪っている、という。

オペラ「トゥーランドット」の

有名な謎かけ・・


「夜毎に生まれ、夜毎に消えるもの」


トゥーランドット姫の最初の謎かけ。

千一夜物語の翻案・・

オペラの題材になって10人もの

作曲家がこれをオペラにした。


プッチーニが最後の作曲をしたが

これが最も受け入れられたようである・・


さて・・

夜毎生まれて、消えるもの


正解は・・・


「希望」

ルワンダのカガメ大統領がアツイ・・


NHKも最近特集を組んでいたが、

ヨーロッパのテレビでもしばしばルワンダの

レポートを続けている。


「ディアスポラ」という言葉が

そのたびにもてはやされるようになった・・


「ディアスポラ」は紀元前の

ユダヤ人捕囚事件に絡んで

バビロンに連れ去られたユダヤ人

たちの「国家からの・・離散」を呼んだもの・・


ルワンダや今度はナイジェリアの

新大統領ジョナサン・グッドラック政権の

中枢メンバーも優秀な人材が欧米の

世界トップ企業からUターンしている。


これらの人材を「ディアスポラ」とマスコミが

呼び始めたのである・・・確かに、ルワンダの

内戦で国を追われた家族の子供たちが

成長して、欧米の大学を卒業し、祖国に帰還する。

今度は祖国に返り咲いて民主化を進めるのである・・


ナイジェリアの新財務大臣はゴールドマンサックス

役員からの抜擢。とにかく、ルワンダの経済界を

担う海外からのリターン組のように、活躍が

期待されている・・・