【街角名言】バブリー君×オタリーマン君 | 丸山ゴンザレス オフィシャルブログ「ゴンザレスレポート」Powered by Ameba

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歌舞伎町からアフリカまでカバーする考古学者崩れの犯罪ジャーナリストの丸山ゴンザレス(=丸山佑介)のブログ

先日、twitterで【街角名言】として、見かけた謎の兄ちゃんについてつぶやいたら好評だったので、言葉を補いつつアップしときます。

新宿の喫茶店若い男がテーブルを挟んで座っている。
会話の断片からバンドメンバー募集で出会ったらしいことがわかる。
まず、会話の主導権を握っているのはバブル期の社長みたく嫌味な高級そうなスーツばっちり決めている=バブリー君

もう片方は、ボサボサにのびた髪とヨレヨレのスーツでくたびれた革靴を装着している=オタリーマン君

聞くと話に聞こえてきたバブリー君の口から飛び出す名言の数々がすごかった。
強烈な先制パンチはバブリー君。

「君ってさボーカルだよね?はっきり言ってダサいんだよね」
完全に固まったオタリーマン君。
続けて、バブリー君がオタリーマンに向かって「mixiやってる?」と聞く。
「●●●です」
IDを素直に答えるあたりは完全に飲まれている。
ノートPC(これがMacなあたりがバブリーっぽい)ですぐさまアクセスしてプロフィールを読み込むバブリー君。

「君って、キモいね。完全にオタクじゃん」
オタリーマンはバツが悪そうに「すいません」と謝るったまま黙り込む。
バブリー君は容赦なく畳み込む。

「いいんだよ。俺もオタクだからさ。でもね、見てわかんない?」
このあたりで、なんかおかしなことになってきたな~と思いつつ笑いをこらえて聞き耳。
「俺は、アニメも漫画も詳しいけど、武道は柔道剣道合気道、全部段もちだから。あとヤクザの上のほうともつながってるから。わかる?」

上の方っていった時にジェスチャーが面白かったけど、完全に詐欺師みたいな口ぶりになっている。発言しているバブリー君もちょっと盛っちゃっているんだろうな。などと思っているところに極めつけの名言が!

「君らと違って、ニューオタク

ニューオタクってなんだよ(笑)

でも、オタリーマン君は完全に飲み込まれているので言い返すこともできない。
それを知ってか知らずかバブリー君がオタリーマン君の人生のダメ出しに入る。

「給料いくら?普通、手取り90万だとして~~」
90万が手取りってどんな仕事だよ。
調子に乗っているのがまるわかりなんだけど、それはさすがにオタリーマン君もわかったらしくさすがのオタリーマンが顔を滅茶苦茶に曇らせる。
ここで、空気を敏感に察知したバブリー君が別方向から叩きはじめる。

「リーマンなんかしてて楽しい?一生飼い殺しだよ。俺を見なよ。自分を生きてるんだよ」
「このままでどうすんの? 結婚もできないよ」
「転職とかすんの?」

よくもまあ恥ずかしげもなく自己啓発セミナーみたいなことを語れるな~

「今の給料いくら?」とバブリー君
「いや、まだ二年目なんで大しては……」とオタリーマン君
「そうだよね。そんな安っぽい服とか見ればわかるよ。それでボーカルってのもね」と厳しいダメ出しモードに入ったバブリー君の名言は終わらない。

「俺が身に着けているもの、わかるかな?」
「ああ、すごく高そうで……」
「高そうじゃなくて高いんだよ。で、君の靴っていくら?」
「え?」
俺の靴、多分君の月収の2倍、鞄は3倍、スーツは5倍だよ

どうやらバブリー君はアマチュアバンドの募集に応募してきた30歳の自営業であらゆる業界に顔がきく人だとか。
なんでそんな奴が一杯300円程度の安コーヒーショップに何時間いるんだよ!(笑)

ということで、このあたりが聞いているこちらも限界。勝手に聞き耳たてているだけなんだけどね(笑)