日刊スポーツに掲載 | 丸山茂樹オフィシャルブログPowered by Ameba

日刊スポーツに掲載

皆さん昨日の日刊スポーツは読んでいただけましたか?

米ツアーについて熱く語っている丸プロの記事、1日遅れですがお見せしますので是非ご覧ください。米ツアーとはこうだ!て感じですかね。

そういえば、今日の日刊スポーツにジャニーズの子がパーカーが大好きで30着ぐらい気に入ったのがあると書かれているのがあるのですが、丸プロ負けていません。30着どころの騒ぎじゃないですね。間違いなくパーカー専門店が開けるぐらい(ちょっと大げさかもしれませんが)パーカー好きで持っています。丸プロに勝てると思う方ご連絡ください。

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米ツアーは世界中からつわものが集まってくる「戦国ツアー」。その舞台に00年から本格参戦し、3勝を挙げている丸山茂樹(39=フリー)も同オープンに出場、その前に日刊スポーツの単独インタビューで、米ツアーの魅力と厳しさについて語りました。

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石川の初参戦で、日本でも一段と関心が高まる米ツアー。00年から本格参戦している丸山は、その魅力に選手層の厚さを挙げる。
 丸山 世界一の賞金総額っていうことの魅力、それに見合うだけの選手層があるってこと。例えば片山晋呉。僕に言わせれば(試合に出る)155人がみんな晋呉みたいな、日本の賞金王になれる選手がいる。その155人が常に攻め合い、最高のパフォーマンスを競い合う、それが一番の魅力ですね。
 米ツアーの昨季賞金王V・シンは、660万㌦(約5億9400万円)を稼いだ。日本の賞金王片山の約1億8000万円(約200万㌦)は、米ツアーなら38位に、石川の約1億638万円(約118万㌦)は91位に相当する。
 丸山 選手への対応も世界NO・1です。空港から送迎があって、ボランティアの人が空港からホテル、コースまで運んでくれます。選手1人ずつに車が与えられる。それから朝昼晩ときちんとご飯も食べさせてくれて、すべてフリー(無料)。チップだけでご飯が食べられる。持ち帰りもできる。下部ツアーから上がってきた選手には「夢の国」だと思いますよ。
 かつて日本選手が、スーパーでリンゴとパンを買うような食生活で、米ツアーに挑んだ時代もあった。それが今は、全員「VIP」待遇だ。もちろん新人でも米国人以外の選手でも。その魅力の裏返しが、コース上での厳しさとなる。
 丸山 グリーンのメンテナンスでは、日本以上のところはない。やっぱり街並みを見てもらえば分かるように、東京は街の整備はすばらしい。まあ国柄の違いというか(笑い)。米国は大味、というか大ざっぱ。だからパットについては米国は本当に難しいね。単純に言うと家の違い? 日本で大きい家といっても米国では普通サイズだからね。ゴルフコースの大きさも違うし、だから大ざっぱになってしまうってことはあるでしょうね。
 日本の整備されたグリーンに慣れていると、「大ざっぱ」ゆえに不規則な転がりをする米国のグリーンに戸惑う。日本選手が誰でも受ける「洗礼」のようなものだろう。
 丸山 日本にいた時よりもずっと、これはもう本当に一生懸命(笑い)。ゴルフに専念しないと置いて行かれる一方だな、と思った。芝の違いがたくさんあって、それに対応するだけのアプローチを身につけなきゃいけない。何でこのグリーンではうまくいかないんだろう? どういうパターなら対応できるのかとか、いろいろ考えました。
 タイガー・ウッズの出現や用具の進化で、米ツアーのコースは長くなり、全長7300 ヤード 超のパー70などもある。飛距離は大きな鍵になる。果たしてどのくらい必
要なのか。
 丸山 飛べばそれ以上のことはない。1年間の平均飛距離が290 ヤード 、最低285 ヤード 以上飛ばせる選手に(米ツアーを)お勧めしたいですね。
 去年びっくりしたのがY・E・ヤン。日本ツアーでは5本の指に入る飛ばし屋の韓国選手で、それがこっちで(飛距離)100位でしたからね。あれを見たときに僕はショックを受けましたね。ああ、ヤンちゃんでも100位かって。(今田)竜二も成績は伸びていても、飛距離ランクは落ちている。たぶんすごく不安だと思う。1年は活躍ができても2年、3年続けて活躍しようと思うと飛距離の出る選手には勝てない。48歳のケニー・ペリーがなぜ勝てるかというと、僕らより30 ヤード も飛ぶ。もともとのパワーが違う。
 石川も「日本の飛ばし屋」として米国に行く。
 丸山 (飛距離ランク)100位くらいかな。
 石川の昨季のドライバー平均飛距離290・37 ヤード (日本ツアー7位)は、昨季米ツアーの74位に当たる数字だが、日本と米国では計測の仕方が違うため、一概には比較できない。
 それで戦えるか。
 丸山 遼クンとは、僕はまだ一緒に回ったことがないので、実際どれくらいのプレーをするのかよく分からないけど、ドライバーはうまいと思う。ただ飛距離だけでいうなら決して楽ではない。あとは持っている技量です。飛距離ランク170位の竜二でも賞金ランク13位になれるのだから。竜二はパターとアプローチの天性、フェアウエーからのアイアンの切れ味を持っている。
 また、丸山は最も苦しんだことは「言葉」だと明かす。今回米ツアーに挑戦する石川は英会話を勉強中。丸山も日本ツアー時から積極的に外国人選手と接し、米ツアーでも明るく談笑する姿が目立った。だが、その内側では大きなストレスを抱えていたという。
 丸山 (英語は)聞くのは大丈夫なんだけど、しゃべれないってことほどストレスがたまるものはない。「ああ、もういいや、言いたいこと言えなかった 」とか。ルーリング(ルール確認で競技委員
を呼ぶ)時も、もう少しつっこみたいのに、「もういいや、分かった、分かった。ドロップしない」みたいな。
 ルール問題にまで至ってしまうと、プレーへの影響は大きい。一方で克服できた壁もあった。1日がかりの移動も強いられる「国の大きさ」だ。
 丸山 (移動については)僕はスポンサーに恵まれていたので、01年からずっとプライベートジェットで移動させてもらえた。僕がここまでやれたのは自分の力だけじゃなくて、スポンサーの力で米ツアーで戦えたと思いますね。土台を作ってもらえたと。
 そんな丸山を含め、米ツアーには世界中の選手を受け入れる土壌がある。
 丸山 僕が入ったころから「誰が入ってもかまわないよ」っていう雰囲気でした。器が大きくて、「ここでやっていけるならやってみろ」って。だから頑張ったら頑張っただけ、すごくよくしてくれますよ。

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