そういえば・・・ | 丸山茂樹オフィシャルブログPowered by Ameba

そういえば・・・

そういえば、試合は3日目で終了しまして、順位も10位タイだったのですが、10位だと次の試合に出れるという資格をもらえたようです。ただ今回はすでにスポンサー推薦をもらっていたので良かったのか悪かったのかという感じですね。

ちなみに賞金は、100%もらえるので良かったです。現在賞金ランキングは47位。

 

昨日に引き続きまして日刊スポーツの掲載記事です。是非読んでください。

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これまで多くの日本選手が米ツアーに挑戦してきたが、「優勝」という結果を出せたのは、青木功(1勝)と丸山(3勝)、今田竜二(1勝)だけだ。いずれも今回の石川のような「スポット参戦」ではなく、年間通じて米ツアーを戦う「本格参戦」だった。その中で、丸山は勝因にスポンサーのバックアップとともに「気持ち」を挙げた。
 丸山 自分が小さいころから夢、希望を強く持っていたことでしょう。大きい夢を持ってまっすぐ突き進んで行けるかどうか。チャレンジをしないと絶対に道は開けない。そういう熱い気持ちが優勝させてくれたのだと思います。
 多くの日本選手がホテル暮らしで米ツアーを転戦する中、丸山は本格参戦1年目から米国に家を持ち、家族ごと引っ越した。欧州出身の選手では珍しくないが、日本の男子選手としては異例だった。
 丸山 中途半端な気持ちでは米ツアーに来てほしくないですよね。僕はここに120%。中途半端な気持ちで臨んだら絶対に挫折するなと思った。まず最初に家を持って米国に住む。米国の生活になじむという気持ちを持つことが大事だと思っていた。拠点を持つところから出発したのは良かったと思う。
 若い人に無理やりには言わないですけど、どういう考えで米ツアーに来るかのか、きちんと整理してから来た方がいいですね。僕は勝つつもりできたし、日本で存在感がなくなるくらいまで、米国で頑張るつもりで来ました。「僕は丸山茂樹を捨てても行く」って言いましたからね、あの当時は(笑い)。
 「勝つまで日本に帰らない」という覚悟。1年目の00年には3戦目のビュイック招待でミケルソンに敗れて2位。7月までの17試合で7回のトップ10入りも、この年は勝てなかった。
 丸山 「なんて疲れるツアーなんだろう」って。チャンスはつかめるけど、土壇場で追い上げて来る選手がいっぱいいる(笑い)。ノーマークの選手が64とか63でまくってくる。日本だと2、3人を気にしていればいい。こっちは何十人もの選手をみて、なおかつ自分の集中力が一発切れたらそこで終わってしまう。例えばウッズも全然勝てない位置から、上がってみたら2位とかに入ってる。油断もスキもない。
 初優勝の時は、そういう中で自分がまくり上げていった。あれは「グッド・ジョブ
! 」でしたよ。本当にいいゴルフをしたなと思います。

 01年7月ミルウォーキー・オープン。最終日に丸山は66で回り、当時米国で「期待の若手」と呼ばれたチェールズ・ハウエルとのプレーオフに競り勝った。
 米ツアーを語る上で、避けられないのが、ウッズの存在だ。ジュニア時代に丸山が尾崎将司やジャック・ニクラウスを目指したように、石川の世代はウッズにあこがれ、ゴルフをする。
 丸山 タイガーはゴルフ界の救世主。もともと米ツアーも日本ツアーと賞金総額は変わらなかった。タイガーは米ツアーの価値や賞金総額を5倍にも10倍にも上げた男だと思います。今の米ツアーがあるのは、タイガーのおかげだと皆が思っている。
 そのウッズが、まもなく左ひざの故障から復帰してくる。
 丸山 必ず復活してくると思う。単に「復帰できる」で、すぐに試合には出てこない。そこは頭がいい男だから、自分がスーパースターであることの認識、自分がどういうドラマづくりをしたらいいかと、監督、脚本、すべて自分でできる人です。トップ10に入れる状態になるまでは出てこない。今ごろ、思い通りのパフォーマンスができるように、必死で努力しているはずです。

日刊スポーツ2月16日のコピー.gif