[ケン神父様のお説教] 年間第15主日 | カトリック円山教会のブログ

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2016年07月10日
年間第15主日
カトリック円山教会
ケン・スレイマン神父

第一朗読 申命記30・10-14
第二朗読 コロサイ1・15-20
福音朗読 ルカ10・25-37

おはようございます。
来週日本では海の日ですが、今日はカトリック教会の海の日です。
160年前から、カトリック教会は海で働く人々の為に、特別な感謝を持って、港や海で働く労働者たちの施設を開きました。
現代はプロテスタント教会も協力して行っています。
この背景は、マリア様と聖書の歴史についてです。
マリア様の名前はヘブライ語ミリアムです。
その語源は海の星です。
昔から旧約聖書の中で、人生に迷った人々は「海の人々」です。
彼らはもっとも、宗教のない人々でした。
そして旧約聖書の中で、海の関係が沢山あります。
最も有名なのはノアの物語です。
新約聖書の中で海と関係してくる物語は弟子達です。
彼らは生活の為に漁師の仕事をしていました。
イエス様も何回も友人の弟子達の命を守るために嵐の中で守りました。
その聖書の背景から、教会の伝統の中で海は罪深い歴史の象徴です。
そして、カトリック教会は人々を救うための船です。
ノアの時代と同じように、カトリック教会は罪深い社会の中で安全な場所です。
そして、マリア様はその教会を天国から祈りを通して導いて下さっています。
目的の港は天国です。
今日海の日の為に、良いサマリア人の物語が出てきます。
良いサマリア人は道ばたで可哀そうな人を見つけて、助けました。
彼は施しの模範です。
施しは、愛を通して行う事です。
イエスさまはこの例えを通して、当時の人々にどの方法で良い隣人を助けることができるか、説明しました。
ですから、この例えの大切なポイントは隣人は誰かではなく、どの方法で良い隣人ができるか、大切なポイントです。
この例えから今日カトリック教会の海の日について少しお話ししたいと思います。
なぜなら、海で働いた労働者たちは、道ばたで怪我をされた人に似ています。
それはあまり考えないで見ない人々です。
しかし、船で働いた労働者たちは私達の生活の質を高めるために危ない仕事を行っています。
まだ、世界中に、作った車や食べ物などは、船を通して世界中に運びます。
普通は何か月かさらには何年間か家族と離れて暮らしています。
皆さん、ご存知だと思いますが、メリノール宣教会のセンターハウスが苫小牧にありますが、隣に海で働く人々の休憩する施設(シ―マンズクラブ)があります。
毎日、ボランティア達がバスで港に行き、船に行って休憩したい船員たちと遊んだり、祈ったりします。
船員たちはほとんど、南アジアから来た人です。
それと、北朝鮮、韓国、ロシアから来た人々もいます。
皆さん、今日の良いサマリア人の例えを通して、全ての人間にいのちの大切さは重要なポイントです。
神様が私達は洗礼を通して救ったように私達の課題は周囲の神様を知らない人々を救う事です。
それは愛の業です。
私達もあまり普段見ない人々をもっと支援して幸せな生活を送れるように神様に紹介して、カトリック円山の箱舟に乗るために、招きましょう。
ありがとうございます。