[ケン神父様のお説教] 年間第23主日 | カトリック円山教会のブログ

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2014年9月7日

年間第22主日

カトリック円山教会

ケン・スレイマン神父


第一朗読 エゼキエル33・7-9

第二朗読 ローマ13・8-10

福音朗読 マタイ18・15-20


みなさん、おはようございます。

信じられないですが、もう9月に入りましたね。

4か月後にはクリスマスです。よかったね。

今日は、私が2年間ローマで生活しながら大学院で勉強した話をします。

その時に9月について、面白い説明を聞きました。

それは今日の聖書のポイントと関係があるので、先に分かち合いたいと思います。

日本では1年の月に順番に番号だけを付けました。

しかし欧米の文化は、ローマ帝国から頂きましたので、月の名の中に番号もあるし、ローマ神話の神の名もあるし、有名なリーダー達の名も含んでいます。

偶然ですが、その時に忘れられない9月についての物語をローマの友達から聞きました。

それは、月の名前についてです。

みなさんは英語の月の名前を覚えていますか?

1January2February3March4April5May6June7Julyは、有名なジュリアス・シーザー(紀元前100年~紀元前44年)の皇帝に感謝するために付けたそうです。

それと同じく8Augustはアウグストゥス・シーザー(紀元前63年~西暦14年)に感謝するために付けたそうです。

9September7番の意味)、10October8番の意味)、11November9番の意味)、12December10番の意味)です。

この話はイエス様の歴史と関係があります。

例えば、イエス様は生まれた時にアウグストゥス・シーザーはローマ帝国の皇帝でした。

そして、イエス様が大人になる時にまた新しい皇帝になりました。

彼の名前は、ティベリウス・シーザー(紀元前42年~西暦37年)でした。

その時代にイスラエル国民は、ローマ帝国に税金を払う時にイスラエルのお金をローマのお金に交換することが必要でした。

一同は、イエス様の福音の中でローマ帝国時代のお金(硬貨)を見ながら諺を言いました。

「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい。」

とにかく、イエス様の時代、ティベリウス・シーザーの顔のイメージがお金に描かれていました。

また、ティベリウス・シーザーの有名な行いはイスラエルの総督としてピラトを任命したことです。

この物語は、ティベリウス・シーザーについてです。

彼はとても厳しい皇帝でしたので、周りの政治家は彼を怖がったそうです。

そして、ある日、ローマ市の政治家の何人かが、シーザーの所へ行って話しました。

「皇帝様、私たちはあなたの栄光のために9月にあなたの名を新たに命名したいです。」

シーザーは答えました。

「とんでもありません。みなさんが嬉しがらせようとしているのは嘘です。9月はそのままで帝国の国民のためでいいです。」と返事をしました。

ですから、9September7番の意味)はそのままで残っています。

みなさん、ティベリウス・シーザーと当時のローマの政治家の物語は、闘争解撤の事例です。

今日の第一朗読、詩篇と福音の箇所の中で同じような話が出てきます。

福音の中でイエス様は優しいアプローチで説明します。

間違えたことがあれば、その人のための愛を通して正すことは当たり前ですね。

最近、アメリカへ行ったときに、何回も私は運転の時に、反対側の道を運転してしまいました。

日本の運転の習慣ですね。

その時に、母は正しい側に移動させるために大きな声で叫びました。「Ahhhhhhhhhh!!

何回も間違えて、出発の時に母は優しく「ケンちゃん。今日はアメリカの運転方法で運転をしましょう。」と言いました。

ははは。私は母の命が大切なので彼女の言葉を深く聞き入れました。

やはり、そのような正すための言葉は、私たちの成長のために重要ですね。

スポーツのコーチ、学校の先生、両親などは、任された人々を良い人間とするために、言葉と行いで正すことが愛の業です。

考えると、旧約聖書や新約聖書の中でも批判する言葉や正す言葉の目的は、その人を霊的に成長させるためです。

私たちも天のお父様の方法を見習うべきです。

他の動物は本能で生活します。

人間は、自分の知識で意志の決定が出来ますが、時々友人の指導も必要です。

例えば、ケンちゃんの母は叫ぶことです。

どうぞみなさん、愛を通してお互いに成長しましょう。

ケン神父も間違うことがないようにいつでも指導してください。

また批判の時や正す時に、悪い気持ちが残っても許しましょう。

赦しは素晴らしい愛の道具ですね。

今回の説教を書きながら、コンピューターと許しについて考えました。

私は書きながら間違うことがあれば、デリートキーを押すと簡単に間違った文書を消せます

それと同じように生活の中で、誰かがあなたに辛い言葉を言ったり、よくない行いをしたら、その悪い気分を心から出すために、許しを通してデリートすることが出来ます。

やはり、天のお父様はマイクロソフトのビル・ゲイツ(コンピューターの発明者)より、許しの発明が早かったね。

どうぞみなさん。平和な家族・会社・社会・教会の雰囲気を守るために神様の許しの道具をよく使いましょう。

ありがとうございます。