台風一過 少しは涼しくなるかと期待しているが、まだまだ日中は正に残暑という処。

私の畑も里芋とさつま芋を残すのみだが、まだピーマンが元気旺盛で収穫するたびに妻はあちこち配るのに忙しい。当地ではヘチマを食する習慣があり、へちまもまだまだ元気だ。

葉物はここ2・3年、年齢のせいにしたくないのだが、手入れが面倒なのでやめている。市場では供給不足らしく反省している。

ご近所さんも趣味で農業をされている方も多く、いろいろな野菜をいただくので、狩猟で獲った猪肉をさしあげている。物々交換だ。

さて、ロシア、ウクライナ紛争とコロナ禍は、世界中に大打撃を与えている。

ヨーロッパではコロナ禍に引き継ぎ、エネルギーをロシアに頼っていることもあり、この紛争の行方が心配の種だ。特に冬になると大変な事態が待ち受けている。彼の地の冬は厳しいからだ。そこでますますロシアに利するという訳だ。

一方ロシアも、戦争の実態を国民には知られないようにしてきたが、このところの犠牲者も半端ではなく、国民の厭戦気分も日増しに強くなりつつある。

ここに至って、北朝鮮から大砲の弾薬やミサイルを購入するという報が入ってきた。

それ程ロシアも、弾薬不足に陥っているのか、或いは北朝鮮の経済情勢によるものか分からないが、極東アジア情勢、特に韓国の対北スタンスが大きく変化しつつある時に、虎の子の弾薬を、たとえロシアに売るにしてもそう易々と出来る状況ではない。やはりロシアも兵站に亀裂が生じているのかも知れない。

アメリカの軍事専門家はこの機を逃さず“ウクライナに対して大々的な援助をするべきだ”という論調が飛び交っているが、それを行うと正に“窮鼠猫を噛む”で、核兵器の使用に至り果ては世界大戦となりかねないのである。

いま、プーチンが一番恐れるのは、反戦機運が高まり、自らの政治生命、いや生命そのものが断たれることなのだ。腰か膝か知らないがビッコをひきひき極東軍事演習に駆けつけてまで国民いや軍の関心を買おうとしているのだろう。

かつて、第一次世界大戦で日本が参戦を求められた時に、陸軍は『ヨーロッパの訳のわからない戦争に恐れ多くも天皇陛下の赤子(せきし)を送れるか』と断ったのである。それでも国際感覚のあった海軍は地中海での連合国船団の護衛に赴き、犠牲を払いながらも商船団警護を全うしている。しかし陸軍が参戦しなかったことにより、虎の子の日英同盟は破棄され、次第に国際的に孤立して、最もしてはいけないヒトラー率いるドイツと組み、破滅に向かったのは周知のことだ。

こんにち我が国は、経済封鎖で西側と協調しているが、もっと強い、所謂軍事物資支援を求められた時どうするだろう。

しかし皆さん御安心あれ!今の自衛隊には1週間程度の継戦能力しか無いのですから援助しようもないのです。しかし、それで喜んで良いのでしょうか?

もし何れかの国が我が国に牙を向けてきたら、一たまりもないのが実態なのです。

相応の反撃能力を持つことが最大の抑止力なのです。

当方、この9月5日で満80歳を迎えました。何かと勝手なことを書いてきましたが、この辺で暫く筆をおきます。又新たな気持で御時勢を見守っていくつもりです。