メンバー全員が「全国米・食味分析鑑定コンクール」で数々の賞を受賞した経歴の持ち主。
『ミルキークイーン』は農水省のスーパーライス計画のなかで生まれた低アミロース米で 通常のお米は表面が半透明色になるのに対して、 『ミルキークイーン』は牛乳のような色になるのでその名が付けられました。
ミルキークイーンの特徴
料亭やホテルなど高級店でよく味わえるのが、ミルキークイーン。難しい言葉ですが、農業界では「低アミロース米の代表格」となっている。
「低アミロース米」初耳ですか??
言葉の如く、お米に含まれているアミロースが少ないお米。アミロースとは何かというと、お米のデンプンの一種です。お米にはアミロースとアミロペクチンという2種類のデンプンがあるわけです。一般的にごはんで食べるお米、これは粳(うるち)米というのですが、これはアミロースが主成分で、お餅などにして食べるお米、これは糯(もち)米というのですが、この主成分はアミロペクチン。
アミロースが少ないと何が良いのか?
アミロースが多いお米はパサパサ系で、アミロペクチンが多いお米はモチモチ系。ごはんで食べるとそのバランスが非常に微妙となるわけで、その中間にあるのが低アミロース米。つまりはコシヒカリやあきたこまちなどのお米よりもモチモチで、かといって炊飯してもべちゃべちゃにはならないで、お米の粒がしっかり残る。という特長がある。
デメリットといえば、玄米や白米時の透明性が少ないとか、お餅のような匂いがするとか、お餅の部分が食べるお米(飯米)としてのデメリットとなる場合がある。
http://www.okomenavi.jp/learn/mirukiqueen.php
ミルキークイーンは平成元年~6年にかけて行われた農水省の「スーパーライス計画」という新種開発の一環の中で誕生したお米です。生まれは茨城県のつくば農業研究センターです。
産地は、比較的温暖な環境でも育つため、南東北地方以南で幅広く栽培されています。
一般に知られているようなお米のブランド品種は、各都道府県立の農業試験場等で、その土地の気候にあったお米をその都道府県の農業関係者が中心となって開発しますが、
ミルキークイーンは、農林水産省の音頭の元に、大学、民間企業、公立の研究所などが協力しあって、
これまでに育成された新種のお米の可能性をさらに拡大し、用途を広げようという計画(スーパーライス計画)の中で誕生しました。
ですのでミルキークイーンは、誕生過程そのものがある意味、農水省の音頭で作られたエリート米といったところでしょうか。
系統としては、ミルキークイーンは、コシヒカリの突然変異育種となります。突然変異の半もち形質のコシヒカリを集めて品種として育て上げられたお米です。