あの国民食は外国で生まれた!?カップヌードルを生んだ3つのヒント | 初耳情報まとめます!丸太の船頭のMARUpedia

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世代や国境を超え、世界中で広く愛されているカップヌードルですが、元をたどれば、1971年に日本で発売されたのがその始まりです。
カップヌードルといえば、カップにお湯を入れて、3分待って食べるだけという”包装・調理・食器”の3点がカップ1つで済んでしまう手軽さが便利ですよね。しかし、かつての日本には、このような食べ物も商品もありませんでした。それでは、手軽さの素になるカップは一体どこで生まれたのでしょうか?
この独創的なカップを形づくる3つのヒントについてまとめてみました。

約50年前となる1966年、日清食品創業者の安藤百福氏は、「インスタントラーメンを国際食品にしたい!」という思いを胸に欧米へ飛びました。そしてこの旅で、将来のカップヌードルを作る3つのヒントを得ることになるのです。

1.屋外で食事をする欧米人


50年前の欧米では、自動販売機やテイクアウトが定着したことで、屋外で食べるスタイルが当たり前になっていました。当時の日本では考えられない光景です。しかし、このことが、”屋外でも気軽に食べられるラーメンを”という安藤氏の考えをもたらすきっかけになったのです。

2.紙コップとフォークで食べるラーメン


欧米各地をめぐる中で訪れた、ロサンゼルスのとあるスーパー。チキンラーメンを売り込むなかで店員に試食を勧めた時、安藤氏は衝撃を受けます。店員がどんぶりと箸の代わりに持ちだしたのは、紙コップとフォークでした。チキンラーメンを紙コップに割り入れ、フォークで食べだしたのです。これが、フォークでも食べられる”容器入りインスタントラーメン”のアイデアを生んだわけです。

3.機内食のナッツ


画期的な容器を生んだ最後のヒントは、安藤氏が”容器入りインスタントラーメン”のアイデアを膨らませる帰路の飛行機の中にありました。安藤氏は機内食として配られたマカダミアナッツの容器に目をつけたのです。紙とアルミで出来たナッツのフタの構造をインスタントラーメンの容器に応用することを思いついた安藤氏は、ナッツの容器を持ち帰りました。そしてナッツのフタの構造は、カップヌードルの発売以来今に至るまで、カップヌードルに用いられているのです。

違和感と発見から生まれたカップ


カップヌードルのカップを作った3つのヒントには、共通項があります。それは、3つのヒント全てが、海外での小さな違和感や発見だということ。海外で見つけた一つ一つのアイデアを余さず活かして出来上がったのが、今日まで残るカップヌードルのカップになるというわけですね。カップヌードルのヒットの源泉は、もしかすると”欧米流”ということなのかもしれません。

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