今週はバタバタと忙しく、あまり家にもいられなかったので。

 

今日の午後ぽっかりと空いている!と気づいたときに一番に思った。

「今日は庭の手入れをしよう」

 

土用のあいだは土いじりをしたらいけないという習わしにのっとって(言い訳、土用が過ぎてだいぶたってる)。

ほったらかしにしていたら、伸び放題、それはそれはワイルドな庭に仕上がっておりました…。

私がひとりで孤軍奮闘していたら、学校から帰ってきた長女が戸口のところに立って、じっとこちらを見ていました。

 

「ねぇ、そこにある軍手をして、ママが切ったやつゴミ袋に詰めてくれへん?」

と言ったら、うん、いいよって、軍手をして、ゴミ袋を持って近づいてきて。

 

私がそこら中に切っては投げて置いておいた枝や葉を、ゴミ袋に詰めはじめました。

 

しばらくして振り返って、その様子を見ていると、何と言うか…。

ものすごく丁寧だった。

 

捨てるものをゴミ袋に詰めている、というよりは、誰かにあげるものを袋に詰めている、みたいな。

 

方向を決めて束ねて、大きすぎる枝は折り曲げて、そっとゴミ袋に詰めていくから、

「これは時間がかかるな~」

って思ったけれど。

 

できあがったゴミ袋を見ると、ゴミ袋を突き破って出てくる枝木は1つもなく、すっきり収まってる。

 

私がやるとゴミ袋からハリネズミみたいに(それは言いすぎか…)枝木が飛び出して。

ひどい時にはゴミ袋が裂けちゃって、また新しい袋に入れなおしたりするのにさ。

 

私も作業が終わったので、一緒にゴミ袋に詰めようと、長女のやり方を見習って、ゴミ袋に詰めていったのです。

 

なんだろう、やってやるぜ!という勢い、みたいなものはぜんぜんない、そのスローさ、丁寧さ。

一緒に並んで作業したら、それはそれで、たまらなく、癒される感じ。

 

途中、長女が手を止めて。

「ママ、てんとう虫さんをいっしょに捨てないで」

と言って、私がゴミ袋に突っ込んだ枝についていたてんとう虫を、そっと花壇に返したときには。

思わず「イヤ、それは無理ちゃう」って言っちゃったけど。

だって、どこにてんとう虫がくっついてるか、皆目見当がつかへんやん!?

 

てんとう虫に“さん”をつけちゃう長女2歳

いや、今は2歳じゃない、18歳だ。

 

いつも思う。

長女は本当に、私にはない性質をたくさん持っている子で。

 

長女が生まれてきてくれたからこそ、言葉にできたり、説得力があったり。

表に現れて、目に見えることだけが、大切なことじゃないってこと。

 

身に染みて知った気がします。

 

で、スッキリした庭を見ながら、お茶を飲んでるとき、思わず

「ねぇ、すごい気持ち良くなったでしょ?ママがんばったよね」

と、横で見てた長女に自慢しちゃって。

 

「うん、ママがんばった、知ってる、私も一緒にやったから」

と優しく微笑まれたという。

 

いつも優しくて、穏やかで、

「何言ってんの!一緒にやってあげたからでしょ!?」

とか言わないでいてくれて(私なら言うね)。

 

秋の小さな庭の手入れが、すごくいい時間になったの、長女のおかげ。

本当にいつもありがとう。

 

 

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