今を生きる

初音を描きました。

初音は瞳も体もまん丸でした。

初音のことをゆきのじは大好きで、いつも一緒にいました。

一方的に甘えてくるゆきのじに迷惑そうな顔をしつつも、グルーミングをしてあげるなどのお世話をしてくれました。

そんな姿を見て、癒やされる毎日でした。

ある日、私はソファーに座っていました。

すると、背後から「キハァァ！！」と聞いたことのない音が聞こえたと思い、後ろを振り返ると、そこには脱力した初音が横たわっていました。

どうしていいのか、分からず夫に電話をかけました。

夫はすぐに帰宅してくれて、初音に人工呼吸や心臓マッサージを施してくれましたが、私達の願いは届きませんでした。

猫にも突然死があるみたいです。

すごくショックでした。

いま、私は生きています。

夫も、他の家族も、猫たちも、大好きな人たちも。

みんな、今を生きています。

明日は、必ず来るとも限りません。

だからこそ、いま、この瞬間を大切にしようって思うのです。

初音の死から改めて気づかせてもらいました。

初音。ゆきのじは、今、私に甘えてくれるようになったよ。

初音の代わりにゆきの頭をナデナデしてるよ。

初音のグルーミングにはかなわないけれど、愛情かけてなでてるよ。

【猫さんイラストチャレンジ037】故・初音