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本日のブランチはパンケーキ♪

当直続きでやっと昨夜第3話を観られましたまるかなです(^_^;)


今回は先天性風疹症候群のお話しでしたね。

風疹に限らず、
赤ちゃんがお腹の中にいるときに妊婦さんが感染する(もしくは感染しているのに気づいていないで妊娠してしまう)事で、赤ちゃんに影響が出てしまう病気は実は他にもたくさんあります。

私たちはこれらを『母子感染』と呼んでいます。

赤ちゃんに影響を及ぼすタイミングはそれぞれ違い、
風疹のように妊娠初期の方が大きな影響を及ぼしやすいものや、
お産の時に赤ちゃんが産道を通る時に感染するものなど、
様々です。

風疹は、
『前もってワクチンで防げる可能性がある』
という事と、
『風疹のワクチンを接種していない年代(特に20代後半~30代後半)が存在するため、風疹の抗体を持っていない事により3年前に風疹が流行した』
ということで問題となりやすく、今回のドラマのテーマでもありました。


風疹のワクチンを接種することはもちろん大切です。

しかし、ここからは私個人的な意見ですが、
ワクチン接種を考える場合、大人は一度風疹の抗体(正確には抗体価)を調べてからワクチンを接種するかどうかを決めるのもありだと思います。

というのも、ワクチンも製造しているものですから数や製造にどうしても限りがあります。
3年前の流行時にはワクチン接種希望者が急増し、本来接種が必要とされる子供や妊娠を希望している婦人、妊婦さんの家族などにワクチンが十分に供給されないのではないかというワクチン不足が懸念されました。
風疹の抗体がしっかりある方はワクチンを接種する必要はありません。
風疹の抗体があるかどうかを調べることで、子供も含めた本当に必要な人にワクチンの供給をまわし、必要の無いワクチン接種を減らすことが出来るのです。


ワクチンを打とうと思っている大人の方、
まずは自分に本当にワクチンが必要なのかどうか調べてみてもよいと思いますよ。



※本ブログの内容はいち産科医としての個人的な意見・感想です