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今夜は『コウノドリ』第3話ですね。
私は相変わらず当直なので、ドラマを観るのは明日です(^_^;)


前回第2話は外傷の妊婦さんをテーマに、その家族と、救命救急科と産科との連携を含めた涙無しでは観られない感動のお話でした。


前に、ある救命救急科の先生がおっしゃっていました。
「うちらはまず命が一番。それ以外がどうでもいいという意味ではない。でも、まずは命を救うことが最優先。そのくらい重傷で助けられる確率の少ない患者がどんどん運ばれてくる。その運ばれてきた1人の命さえも救えなかったことも今まで多々ある。そう考えるといろんな意味で産科とはかなり違うのかもね」


ドラマの中で救命救急科の加瀬先生が
「患者が死ぬ度にわんわん泣いた。毎日のように救えない患者が運ばれてきて、そのうち涙の方が追いつかなくなったけど。悔しいという気持ちは少しもかわらねぇな。」
という言葉が印象的でしたね。


産科はちょっと他の科とは色が違うのかもしれません。
実際産科病棟だけ若干孤立病棟ですし(笑)
(入院患者さんは女性だけですし、赤ちゃんへの感染の問題からも誰でも入れるわけではないのです)

妊娠・出産そのものは病気ではありませんし。

鴻鳥先生の
「通常の出産に産科医は必要ない。だが、何かが起こりうるから産科医が必要なのだ」
という一言がまさに産科そのものを表しているのではないでしょうか。


さて、
今回はお産自体とは少し目線を変えたお話のようです。
みなさん、楽しんでくださいね♪



※本ブログの内容はいち産科医としての個人的な意見・感想です