欧州サッカーシーズンの終わりを告げるCL決勝

 レアル・マドリー 2:0 ボルシア・ドルトムント

 レアルが15回目の優勝を決めました。
優勝回数でいえば2位のACミランが7回ですから
もう圧倒的な成績となりますね


 前半はドルトムントのぺースでした。
レアルが前線の守備が緩く、なのに最終ラインは高い。
従ってドルトムントのフンメルス、ザビッツァー、シュロッターベックからは
縦パスが容易に入って、何度か裏を取ってました。

 レアルの攻撃はサイドに張るヴィニシウスは効果あったものの
中央はドルトムントが人数を掛けて締めてましたので
ベリンガムやロドリゴはボールを持てない状態
ドルトムントの帰陣も早かったのでいいところで前を向けない
奪われたらドルトムントは前向きになるので速いカウンターを喰らう。
ですからレアルの攻撃は外回りになってしまって攻撃のスピードが出ず
ほとんど決定機を作ることができませんでした。

 ただドルトムントは前半にいくつかの決定機を決めることができず。

 
 後半に入ってレアルはやや後方に人数を掛けて
スペースを埋めてドルトムントの縦の攻撃を防ぐ形へ

 相手の攻め手を消したうえで両サイドの突破力を最大限活用
これでペースを握ったレアルが前半と打って変わって圧しこむ形
ドルトムントは中央こそある程度固めるもののサイドからの攻撃に晒される
FKやCKを幾度も与えてしまうことに

 キッカーも合わせるほうも何度かやれば、このクラスならキッチリ合わせる
クロースのCKにカルバハルが合わせてレアルが先制

 ドルトムントは攻めに出るけど前半のように裏のスペースはない
今度は中央への速い攻撃ができなくなってサイドに回る
後方からもボールを出す先を封じられて止む無く回すことに
ここを狙われてボールをさらわれるとヴィニシウスが追加点

 これで勝負あり
ドルトムントは交代でFWをつぎ込むもボールが送れないままタイムアップ。


 レアルのようなチーム相手では決めることができた時に決めないと
結局ひどい目にあいますねぇ・・・。


 このゲームをもって
ドルトムントのマルコ・ロイス(香川と同僚でした)は退団
レアルのトニ・クロースは現役引退を発表しています。