U-23アジアカップ 決勝

 日本 1:0 ウズベキスタン

 序盤からウズベキスタンの激しいプレッシングに苦しんだ日本
相手陣にボールを運ぶことができない状態が続く
ボールを取るとワイドに広がるので中央が手薄になってしまうため
そのあたりを的確に狙われていたような状態。
ただ90分これが続くわけじゃないだろうし
この時間帯で失点すれば、追う方は前に出なければならず
そうなればカウンターを喰らって展開が厳しくなるのは目に見えているので
凌ぎ切れるかが、まず勝負の一歩目だった 
20分ほど無失点で経過して少々落ち着くと相手陣に入れるようになる。

 後半からは松木をトップの位置にあげて細谷と2トップ
これで相手DFが前に出にくくする
中盤の自由度が上がって藤田がボールをさばけるようになる。
日本が押し込む展開になったが得点はできず

 マーキングを修正して今度はまたウズベキスタンが盛り返す。
それにしても所属のクラブに五輪行きが決まるまでと、
いうことで主力の3人(日本で言うところの海外組)が決勝戦を離脱。
いやいや、強いチーム作ってますねえ。

 ともに得点なく終盤も終盤、11分という長いロスタイムに突入
91分に日本が先制、テンポよくゴール前でボールを回して
山田が狙いすましてのゴール。
99分にはPKを与えるがこれを小久保がストップ。

 その後長いロスタイムの原因にもなっていた接触で頭を打っていた荒木が
プレーをつづけていたところ倒れてタンカで退場。(脳震盪だったらしい)
残り時間を交代枠を使い切っていたため10人でしのぎ切って
日本が優勝を決めました。

 内容も日程も苦しかった大会でしたが
人が変っても同じように戦えるチーム作りが成功して
五輪出場枠の獲得と大会の優勝という目標を果たせました。

 これからは五輪メンバーへの残留というまた厳しい戦いになります。
五輪では予選グループD、パラグアイ、マリ、イスラエルと同組
メンバー入りは18名(アジアカップでは23名でした)
これで5人は外れる、さらに海外組・オーバーエイジ枠(使うかわからないけど)
ざっと半分くらいはいなくなっちゃうことになります。
残り時間はそんなにありません。
それぞれの所属クラブでの活躍を祈ります