
休養充分のクロアチアはドイツ戦とまったく同じスタメン。
対する満身創痍トルコは奇跡の逆転の立役者ニハトを1トップに置き、
4-1-4-1。GKボルカンはグループ最終戦で退場処分のため出場停止。
トルコがショートパス、ドリブルでポゼッションし、
クロアチアが守備を固めカウンター狙い。
この関係が全然変わらないゲームだった。
トルコのトゥンジャイ、クロアチアのモドリッチ
トップ下の2人はとても良かったですね。
トルコのポゼッションは高く、ショートパスを繋いでいくが
さほどの精度でもないので、待ち構えているクロアチアに
自動的にそこそこのチャンスが転がってくるような感じ。
19分に決定的なチャンスがクロアチアには訪れる
モドリッチがスルーパスに抜け出してオリッチにクロス
これは決めることができない。
と、両者冒険のないまま後半の20分
クロアチア、クラニツァールの投入、そろそろゲームらしくなるか。
ここより前に出るクロアチア、
そしてボールは回すが堅い守備で辟易していたトルコにも
これでようやくカウンターのチャンスができる。
クロアチアが後半85分にFK、90分にはまたもオリッチ
しかしトルコGKリュシュトゥが防ぐ、決まらないクロアチア
15分ハーフ、30分の延長戦に突入。
ゲーム終盤に決めに行ったクロアチアは最後の力だったのか。
延長ではトルコの運動量がクロアチアを圧倒する。
延長前半9分、セミフのミドルシュート。
延長前半12分、トゥンジャイがシュートを放つ。
ヘトヘトのクロアチアが踏ん張っている。
と、ここまで長い時間をやたら短く書いた。
はっきり言って、退屈だった90分に加えて延長でも今ひとつ。
しかし、信じられないことになったのはここから・・・。
クロアチアには天才がいた、モドリッチ。
その片鱗はここまでにも垣間見ることはできたけど
天才はこんなときにこそ力を発揮する、違いを見せる。
延長後半29分、クロアチア、スルナのクロスはトルコDFがカットする。
ゴールラインを転がったこぼれダマをGKリシュトゥが追う。
モドリッチが一瞬早くボールに追いつきリシュトゥとの間に体を入れる。
ここですぐに振り向けばリシュトゥが飛び込んでくる。
慌てずゴールライン上をコーナーに向かってワンタッチ。
リシュトゥは判断に苦しむところ
そのまま追うのか、下がってゴールを守りに戻るのか。
モドリッチが一枚上手、素早く無人のゴール前に柔らかいボール。
クラスニッチが待っていた、ジャンプヘッドでゴール。
2度の腎臓移植手術から帰ってきた男の2試合連続のゴール。
天才と不屈の男のゴール、これではフィクションでは出来すぎ。
そんな決勝ゴール、と誰もが思った・・・。
トルコの決勝ゴール男、ニハトはもうベンチに退いていた。
パワープレーに全てをかけてトルコは前に出る。
ロスタイム、クロアチアがボールキープ
もうこれで前線に送ってしまえばゲームは終わる、はず。
クロアチアのロングフィードはオフサイド。
GKリシュトゥがキック、もう前線に送り返すしかない。
ボールはゴ-ル前の渋滞の中に放り込まれる。
クリアできなかったクロアチア。
ボールはセミフの足元に・・・叩き込むセミフ
トルコが同点に追いつく。ミラクル
PKに入るがクロアチアの集中力は尽きていた。
4人で3人が外して万事休す。
トルコは3回目の逆転勝利
トリプル・ミラクルの相手はスイス、チェコ、クロアチア・・・。
準決勝の相手は・・・ドイツ
なんと最もミラクルの通用しそうにない相手じゃないか!
しかもトルコは4人が出場停止。
GKボルカン、アシュク、アルダとトゥンジャイ
いずれも中心選手となる4人を失ったままのドイツ戦。
それでもミラクルはおきるのか?