NおじさんとKおじさんに電話をした翌日、
妻はものすごく早起きをしていた。



僕が起きると、
「おはよ。今日朝一で金融機関に電話するよ。
直接連絡しろって言われたし。」と言う。


寝ぼけの僕は、「はぁ」と返事をして朝食を食べる。


朝食を食べ終わり、子供を送り出し、仕度を終えたところで、
妻は金融機関の支店長さんに電話をした。


勿論、僕はICレコーダー経由で聞いている。



受付に繋がり、すぐ支店長さんは電話に出た。


とりあえず妻は先日のお礼を言い、ゴールデンウィークの
話し合いの際に依頼をした書類について確認した。


すると、支店長さんは
「あのあとすぐに作成して、ゴールデンウィークが
終わってすぐにNさん(Nおじさん)に渡しましたけど、
まだそちらには届いてないんですか?」とのこと。


妻は、届いていないことだけを所長さんに伝え、
Nおじさんから何の依頼を受けているのかを確認した。


すると、支店長さんはNさんからは二人(おじいちゃん、
おばあちゃん)の口座残高証明(印無しで正式なものではないもの)
を依頼されたとのこと。




ここで妻の疑惑はさらに大きくなった。
やっぱり見せたくないものがあるらしい。



少し考え妻は、本来の依頼内容を伝える。
Nおじさんから書類は届いていないので、こちらから正式に依頼をしたい。

書類とは
・口座残高証明書(相続開始日と過去3年分のある一定の日のもの)
・過去3年分の取引履歴
以上の2点。


取引履歴については、相続開始から過去3年分なので1週間くらい
頂きたいと支店長さんは簡単で、すぐにできそうな回答をした。



この時点で、支店長さんから手続き書類の記載方法や
印鑑証明の必要、法定相続人である証明書、
実印の捺印の必要性の話は一切なかった。




妻はいろいろと勉強をしていたのでその必要性を
知っていたのだが疑問に思いながらも、支店長さんが
すぐに書類は出せますという対応にお礼を言い電話を切り、
言われた1週間待つことにした。