昨日の記事の続きです。
今回の旅、当初はもっと南の「河津桜祭り」に行く予定でした。
でも、今年は暖冬で、桜はみるみる散ってしまったみたいで、
「葉っぱのライトアップ見てもなぁ…」ってことで、伊豆高原になりました。
伊豆高原の「さくらの里」は、
9月から翌6月までは何らかの桜が咲いている
というのが謳い文句ですが、
満開に咲き誇っている木は、全くありません。
ソメイヨシノにはまだ早い、河津桜、大寒桜は散っている…
ものすごく間の悪い時に来てしまったようで、
まだつぼみばかりの、でも、物凄い数の桜の木を眺め、
「二週間後の桜と人出」を“想像”させていただくのみとなりました。(´д`lll)
で、宿から見えた大室山に登ってみることにしました。
標高580mのお茶碗を伏せたような形の草山(人口山ではなく火山)です。
写真は緑色ですが、先月、山焼きをしたばかりだったので「はげ山」に見えたのでした。
尾根伝いの道は、ぐるっと回って1km、360度パノラマ!
海見えるやろ!ってんで、富士山見えるかも!ってんで、
maruseの希望で、maruseの頼みで、maruseが登りたくて、
行ってみることになりました ヾ(@^(∞)^@)ノ
さて、昨日の記事、つり橋のところで、何と書いていたでしょう?
はい、「maruseは極度の高所恐怖症…」と…(=◇=;)
身体むき出しのリフトが平気であろうはずが無い!
リフトに乗るまで忘れてるんですね~あほですね~
リフト自体は斜面に沿って動いてるんで、
もし、急に止まってしまったとしても、飛び降りられる高さです。
ただ、自分の後ろに展開されているであろう風景が…怖い!
平らな面にお茶碗伏せた様な山ですから、
周りに視界をさえぎるものが何も無いんですよ。遠ーくまで見渡せる!
そのパノラマを目的に登ってるんだから、当然なんですが…
登りはね、前だけ見てりゃ、まだ良いんですよ、空だけ見て。
でも登ったからにゃ、降りなきゃならんわけで…
その時の前面に広がる恐怖に、今から不安…(((( ;°Д°))))
しかし、しかし、maruseはまだまだ甘かった!
本当の恐怖は、リフトなんぞではございませんでした…
道からは、山の斜面は全く見えなくて、
足元の道の向こうは、いきなり“下の景色”な訳です。
あの~、座ってもよろしいでしょうか…這ってもいいですか?(((゜д゜;)))
傍から見たら、何ふざけてギャーギャー騒いどるんじゃ…って、
冷たい視線を送られ続けてたと思うのですが、
真面目に、怖いんです! 一歩が出んのです! 足がすくんで腰砕けなんです!
何で、皆さん、すっすと歩けるのか、解からんかった。
でも、早く降りたい!とは思わないんですね。
せっかくだから、景色を見ておかなきゃ…って気は充分ある。
怖いだけなんです~ヽ((◎д◎ ))ゝ
連れに引き摺られるように一周しましたが…、
「maruseを意のままに操るのは容易いことや」という話になりました。
ちょいと高めの建物の屋上のヘリに連れて行けばイチコロや!
左様でございます…(_ _。)
降りのリフトは、案の定、目は開けていられず、
遊園地で魔がさして絶叫マシーンに乗ってしまったときの呪文、
これで死んだ人はいない! ( ̄Д ̄;;
を、ひたすら唱え続けてました。
大丈夫だから、こどもから、杖ついたお年寄りでも乗せとるんや…と。
足のつま先の角度も固定されてるくらい、硬直してましたわ (→o←)
しかし、下山した時には、妙な満足感がありました。
目的の一部だった寒桜は外れたけど、
何か、maruseは、これだけで充分オモロかった…というか、
普段は動かさない“「心」の部分”が激動したんかな?
その後、一碧湖に寄って、ぐるっと一周散策して、
熱海で美味しい海鮮丼(イクラとサーモンの親子丼)食べて帰りました。
長くなりましたので、番外編は、また明日…σ(^_^;)