NPO まるせ児童クラブ

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育児・子育ては時代につれて変わる…

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前回、種の保存のために兄弟に“個体差”があると述べました。その理屈は人類全体にもあてはまるかもしれません。

後掲書は、女親の全てが、子育てが上手になるわけではないと述べます。

思うに、人間が狩猟で糧を得ていた時代、男たちが狩猟に出かけている間、女たちはムラに残って年寄り・子どもの世話をしていましたが、有事に備えることも重要。外敵から身を守る訓練もしていたことでしょう。中には母性の代わりに男勝りの戦闘能力を発揮した女がいたとしても不思議はない。

じゃあ、育児・子育てに向かない女から生まれた子どもはどうなったのでしょう。ムラ全体で取り組む体勢が整っていたと思われます。このように足りないところを補う関係がなければ、我々は生き残っていないでしょう。

子どもが育つ条件―家族心理学から考える (岩波新書)/柏木 惠子
親を同じくする兄弟姉妹でも、体質、性質、趣向…様々な点で異なります。これは、「種の保存」のためとか。

種の保存は全生物の最も大きな命題。この命題が兄弟の個体差にも表れているのです。
暑さに強い、寒さに強い、活発、大人しい…これらの違いは、環境の大きな変化にも生き延びることができるように…という願い遺伝子に組み込まれたのでしょう。

ですから、違って当たり前。「お兄ちゃんは真面目なのに、あなたはどうして怠け者なの」という叱責は何の意味がないどころか、無用のコンプレックス、反抗心…といった悪影響を及ぼしかねません。

口に出すことなく、せいぜい違いを楽しむ程度に留めておいた方が無難でしょう。
子どもを叱るのは難しいですね。特に、反抗期だと「や~だ」「悪くないも~ん」…と聞きわけがない。それが公共の場だと周囲の視線が痛い・・・。

そんな場合は、「ちょっと、こっちに来なさい」と場所を変えて叱るとよいかも。

移動で、子どもを反抗の場面から切り離すことができます。それは、親が主導権を握り直すチャンスでもあり、子どもに周りを意識させ、自分の行動を客観視させるチャンスでもあります。

また、場所だけでなく、時間の隔たりを作ることで、親も子も気持ちがクールダウン――冷静になれるというメリットも。
戦後、様々な子育て論が登場しては消えていきました。すなわち;

「うつぶせに寝かせよ」
「親子の寝室は別にせよ」
「ミルクで育てよ」
「母乳で育てよ」
「泣いても抱いてはいけない」
…と枚挙に暇がありません。

これらに母親たちは左右されて(踊らされて?)きました。

子育てに普遍的(不変的)な理論はありません。人類は肉体の進化とともに子育ての方法も変化させてきたので、ライフスタイルの変化とともに子育て論が変化するのも当然。

これからも新説が登場するでしょうが、惑わされることなく、「わが子には、わが家には…何がベストか」を基準に冷静に判断すべきといえます。