後掲書は、女親の全てが、子育てが上手になるわけではないと述べます。
思うに、人間が狩猟で糧を得ていた時代、男たちが狩猟に出かけている間、女たちはムラに残って年寄り・子どもの世話をしていましたが、有事に備えることも重要。外敵から身を守る訓練もしていたことでしょう。中には母性の代わりに男勝りの戦闘能力を発揮した女がいたとしても不思議はない。
じゃあ、育児・子育てに向かない女から生まれた子どもはどうなったのでしょう。ムラ全体で取り組む体勢が整っていたと思われます。このように足りないところを補う関係がなければ、我々は生き残っていないでしょう。
子どもが育つ条件―家族心理学から考える (岩波新書)/柏木 惠子

