円尾敏郎 覚え書き『ハドソン川の奇跡』メイクアップアーティスト=TODD KLEITSCH | marusann704のブログ

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円尾敏郎 覚え書き

円尾敏郎 関連 上映会など(2017年)

■2017年3月26日  日曜日 午後2時から。大阪府高槻市立生涯学習センター多目的ホールにて。
「そよかぜ」(昭和20年封切作品 佐々木康監督)参考フィルム上映。メインの催しものは、佐々木真(フルート)さん、新垣隆(ピアノ・作曲)さんの演奏会。佐々木真さんは、佐々木康監督長男。新垣隆さんは、東京京橋フィルムセンターでのサイレント映画上映会でのピアノ演奏でも有名。

■2017年5月19日  金曜日 午前11時頃から。香川県丸亀市でフィルム上映会。




■2017年5月20日  土曜日 午後2時頃から香川県宇多津町で「狐の呉れた赤ん坊」(昭和20年封切作品)フィルム上映会予定。阪東妻三郎さん主演、丸根賛太郎さん脚本・監督作品。

■2017年5月23日  火曜日 午後1時頃から。香川県丸亀市広島で「そよかぜ」(昭和20年封切作品 佐々木康監督)フィルム上映会予定。

■2017年8月    岩手県にて
上映会でのトーク、議論。


円尾敏郎 覚え書き

空間造形、音表現、時間処理が、映画にとって欠かせないものだと思う。その、どれをも軽んじたり、考えることもしなくなったら、率直に言うと、それが、今なのだろうが、そういう状況で、どうするかの選択肢として、「ザ・キリング 26日間」の1シーズン、2シーズンが浮上してくるだろう
音表現を軽んじるとは、音楽垂れ流しの鈍感な映画を作るということ。シンクロ音、効果音、音の距離感を、どれだけ重んじているかが重要という当たり前のことを、今更、議論するまでもないだろう。サイレント映画に伴奏を付ける場合は、細心の注意が必要。ほとんどの場合が、著作権法の主旨に反することになる。伴奏者が創り手の同意なしで付け加えたり改変する行為が、最大の侮辱かつ違反行為だから。ここでは、階段の上り下りの靴音だけでも、その時の登場人物のキャラクターを表現できるということだけでも記憶に留めておいてほしい。
時間処理ができないとは、省略できなくなったということ。上映時間が長くなった、ということ。サイレント時代からの監督なら、75分から100分で完成させられるのに、なんで120分を超えるの?椅子に座って会話ばかりして、人物の出入りも動きも、あまりなく、何故2時間超えるの?リメイク版ほど、完成分数が長くなるのでは?その上、ハッタリだけの序曲やクレジットを長長と流す。クレジットが終わるまで席を立つな、と言うほうがおかしいと思える状況になってきた。
空間造形を考えたこともない映像作品ばかり見ていると、それが当たり前になってしまうのかもしれない。人物のアップカットやバストカットで、切り返し、台詞に感情を込めすぎて、解りやすすぎる演技を披露してくれる。キャメラは一方引きで、役が大きい人物がキャメラに顔を向け台詞を言う。相手役は、頃合いになったら、顔が見えるように動き、キャメラに顔を見せて台詞を言う。空間なんて考えたこともない、としか思えない。
空間造形とは、基本的には、どういう場所で、どういう光の状態で、人物を、どう動かし、それを、どう切り取るか?つまり、どう撮影するか?だ。人物が動くことにより新たなる空間が見えて来たり広がったり、見えなくなったり狭くなったりするのを、時代、環境、キャラクター、構成、展開にあわせて、自由自在に操ることを空間造形演出と言うのでは?光がなければ、空間を浮かび上がらせることすらできないのは当然。だから、どういう光の状態、どこから差し込んで来る光、そういうことを計算し、同じ光の状態が一瞬たりともないロケーション撮影ではハプニングをも、うまく取り入れることが必要になってくる。
撮影場所には、美術デザイナーのセットデザインも重要な要素だ。ロケセットでは、どう飾り変えできるかを、貸主に、納得してもらわなくてはならない。納得してもらえないと、貸主のキャラクターが反映した家や部屋に、映画のキャラクターが住むことになる。創り手には納得できないだろう。映像作品を見た人から、納得できない、との発言というか感想を聞くことがある。「ザ・キリング 26日間」を見た後だと、主人公のキャラクターを真似ての発言とも思えるが、本気で言っているとしたら、10回くらい見直した後に言ってんのか?と、「ザ・キリング26日間」主人公の真似をして、言い返したくなる。
そもそも、映像作品に関しての発言で、観客に、納得なんて言葉が、必要なのだろうか?他人の創作物を見て真に納得できるものなのか?心から納得という感情は、自分の身体を使って表現した場合に、初めて得られるものでは?映像の場合なら、自分で演出などして、1カット1カットにOK、NGを出し続けて、完成させた時に得られるものだろう。他人の創作物に、納得を求めることを、不思議に思う。
観客は、今、映像作品で、何を楽しんでいるのか?お気に入りの人物が、魅力あふれる表情、仕草、立ち居振る舞いを披露するのを、うっとり、ハラハラしながら見ているのだろうか?感動した原作や漫画を、どう実写化したかを、確認するため、けなすため、味わうため、見るのだろうか?
オリジナル脚本であれば、意表をつく展開を期待してしまうものだが、100年以上、脚本が書かれているのだから、全く新しい展開、ストーリーというのは、ほぼ存在しない。だから、模倣している、真似ている、パクっている、参考にしている、ということくらいで、むやみに、けなしてはならない。パクってませんという人なんてゼロに近いのだから。知らずに似てしまいました、という言い訳は通用しない。設定が、都会や砂漠や荒野から、宇宙へと変わっても、構成や展開は、似たり寄ったり。
それなら、どうすべきか?
いろいろなやり方があるはず。
まず、企画者が脚本を書いてみよう。
まず、プロデューサーが脚本を書いてみよう。
まず、脚本家が監督してみよう。
まず、プロデューサーが監督してみよう。
まず、キャスティングは、全て、有名かどうかではなく、知名度や人気ではなく、オーディションをして決めよう。キャストに適した髪型、衣裳、立ち居振る舞い、喋り方、持ち道具などを、探り当てることが重要というのは、当たり前で基本事項。
展開は、キャラクターが行動する、キャラクターで動くようにする。「メンタリスト」「ボストン・リーガル」のように。
それに大義名分を追加すると「ボディ・オブ・プルーフ」になる。

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