設立当初は正に混迷期でユリはやべーから底支えせんといかんのやないか?とか、全国規模の取組に対応できる県域組織が必要なんじゃないのか?とか、なんか新しい事やろうや?とか、でもなにするん?みたいな感じで、この先ちょっとユリ業界雲行き怪しいっぽいぐらいに薄ーい意識は通底してとは思うけど、そこまで強い目的意識があった訳じゃない。
だもんで、会員より周りの方々の方が期待して見てたとこもあったとおもう。もちろん会員の中にも何かしらの考えを持つものもいたけど。
そんなばらけた目的意識とモチベーションの中、できたけんど何しよっか?がスタートする。
スタンダードにこれまでの延長線上でやろうかと言うわけにもいかんのがスタートアップ組織の常。とりあえず他の花の協議会の動向をみたり外部提案に乗っかる形で行動し初めて見た。面白い外部提案の中に高知県内のホテルがブライダルフェアをやるから参加しないか?と言う提案や披露宴でのテーブル装飾に使うユリを提供と準備協力要請なんかがあった。ユリの全国生産本数二位の高知県ではあるものの県内での認知度はすこぶる低かったのでこれらの外部提案は良い機会でもあった。しかしながら生産者の意識は残念ながらこれらの提案に参加するほど高くはなかった。実際ブライダルフェアに参加したのは会長夫妻で他の生産者はユリの提供にとどまった。披露宴の件についても花材の提供はしても現場にくる生産者は少なかった。
おそらくは高知県リリーズファミリーができても何をすればよいかよくわからなかったり役割も理解できていなかったかもしれないが、少なくとも生産者の士気はそこまで高くなかったのだろう。やる気があれば現場に来て何をすればよいか聞くだろうから。
このブログにも少し書いたけど、どうやら農協を通じた生産部会は完全分業をまだ信頼していたのかもしれない。完全分業が機能して結果を出せていれば農協をの合併など起こりはしないのだが。ベトナムと中国雲南省の生産現場を視察したけど農家の仕事は作り運び売るまでが一連になっていた。ユリは球根ビジネスが世界規模であるおかげでユリ切り花輸出入は少ない。よって海外のユリ切り花生産者と競争にさらされることは輸送コストが壁になる限りない。でももし壁にならなかったら。。。。
話を戻す。生産現場から出ない生産者が新しい取組に参加しようともするはずはない。生産者は生産を理解しそれ以外は理解する意欲が高くないようだ。しかし、高知県リリーズファミリーは多くの生産者が会員なのだ。会員が意欲を持って取り組まなければ意味は無い。彼らが取り組みたい事は何か、それは他の生産者の生産現場視察だった。これまで個人部会問わず年間2回3回現地検討会の名目で行っているが非常に、高い参加率を誇っている。高知は東西に長い地形のため東の産地、西の産地を見ようと思えば2時間以上車で移動しなければならないのに毎回生産者の参加率は高い。なかなか一人で見に行くにも気を遣う所でもみんなで行くなら行ってみたい気になるのかもしれない。おもしろいのは頼まれたら視察オーケーしてくれる生産者だらけという点だ。これは球根の仕入先がほぼ同じということや長くテッポウユリを作ってきた地域という土台、並びにオリエンタルが比較的新しい品目であり、生産者同士が教え合い飲み合う間柄だという事も効いていると思われる。
そう、高知県リリーズファミリーの会員は産地視察が大好きであると思っていた。が、他にも意欲が高い取り組みがあった。
が次回にしとく。
