続いて

 

大黒堂

 

伝教大師最澄が比叡山に登った折、この地において大黒天を感見したという

日本大黒天信仰の発祥の地

御本尊の大黒天は大黒天と毘沙門天と弁財天が一体となった三面をしており

豊臣秀吉がこの三面大黒天に出世を願い、豊太閣になったことから

「三面出世大黒天」といわれる。

 

三つのお顔を持つ、大黒天様、初めて拝願しました。

 

 

 

大黒堂御朱印

 

 

 

 

万拝堂

 

日本全国の神社仏閣の諸仏諸菩薩、諸天善神を勧請し

合わせて世界に遍満する神々も共に迎えて奉安して、

日夜平和と人類の平安を祈願する 平成の新堂

 

 

世界中の神仏が集まったようなところ、

延暦寺の懐の深さを感じました。

 

 

万拝堂御朱印千手観音(大悲殿)

 

 

 

 

 

さらに1987年8月、世界から仏教、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教

シーク教、儒教の7大宗教の代表者が集まり

世界平和実現のための対話と祈りを行う

「世界宗教サミット・世界宗教者の平和の祈りの集い」が開催され

以後、8月4日に山上にて毎年開催されているそうです。

 

 

 

 

 

 

戒壇院

 

僧になるための戒律(仏教において守らなけれならない道徳規範や規則)を受ける堂

年に一度受戒会が行われる 比叡山の中で最も重要な堂の一つ

堂内は見学できないが

阿弥陀如来を中央に、両脇時として 文殊菩薩と弥勒菩薩がお祀りされているそうです。

 

比叡山からも正式な僧侶を出したい! という、最澄さんの願いは

最澄さんが入寂後7日の後に嵯峨天皇よりゆるされました。

現在の建物は1678年に再建

 

 

 

戒壇院に向かう途中の石楠花、綺麗でした。

 

 

 

 

阿弥陀堂

 

昭和12年に建立された、壇信徒の先祖回向の道場

この時も、ご供養が行われている最中のようでした。

 

御本尊は 阿弥陀如来

 

 

お堂の前には「水琴窟」があり、

耳をすますと、癒しの音が聞こえました。

 

 

 

阿弥陀堂御朱印 阿弥陀如来

 

 

 

 

法華総寺院東塔

 

伝教大師最澄は 日本全国に6つの宝塔を建て、日本を護る計画をされました。

その中心の役割をするのがこの東塔

 

塔の下層部には、ご本尊は大日如来を初めとする五智如来が祀られている。

 (比叡山では胎蔵界を主に、金剛界を従とし、塔内には須彌壇に本尊五仏を安置し、

  その背面の壁画に金剛界五仏を安置)

 

  胎蔵界五仏・・・・大日如来・開敷華王如来・宝萄幢如来・天鼓雷音如来・無量寿如来

  金剛界五仏・・・・大日如来・宝生如来・阿しゅく如来・阿弥陀如来・不空成就如来

 

塔の上層部には仏舎利と法華経が安置されている。

 

昭和55年、信長の焼き打ちから400年ぶりに再建された。

 

 

塔の中には入れず、ガラス越しの拝願でした。

 

 

法華総寺院東塔 御朱印(五知如来)

 

 

 

阿弥陀堂と法華総寺院東塔

 

 

 

 

東塔地域の最期は

 

国宝殿

 

「国宝殿」の名前は、伝教大師最澄筆「山家学生式」の中にある

「一隅を照らす、これ則ち国なり」と言う言葉から名づけられました。

 

延暦寺の所蔵する国宝・重要文化財を含めた、仏像・仏画・書跡など

間近で見学することが出来ました。

 

中でも国宝の 伝教大師直筆の書物と、伝教大師が唐に渡られた時の

記録書???  は 感慨深かったです。

 

 

 つづいて西塔地域に向かいます。