おかしゃんはさ 両親が 共働きだったし おばぁちゃんっ子ってやつなんだけどね

「おやつ」っていうのが おばぁちゃんチョイスでさ

白菜の漬物にお茶
一緒にとりにいった イナゴ
(イナゴの羽をむしったり 学校帰りは土手を歩いてとってかえったり お手伝いしたわ)
まんじゅう
あとは 自由にお菓子食べてた。
ばぁちゃんお菓子 無限にくれる。



別に嫌じゃなかったし それに対して 変だとか不満もなかった

しかしさ 小学校の4年だか5年だか そんくらいになって お友達のお家に遊びにいくようになって
おかしゃんはさ びっくりしたわけだよ

お母さんの手作りのクッキーやら ケーキ。
可愛い形のゼリー 
おやつとは 違うけど まやちゃんの家で 食べた 分厚いジャガイモが入ったまあるい卵焼き(今ならわかる スパニッシュオムレツだった)
もう 羨ましくて 美味しくてね。

ずーっと その時の衝撃が忘れられないのだよ

引き出しに入ってる事が 羨ましい。
ケーキとか、、、 クッキーとか、、、お母さんが手作りだなんて 羨ましい。

でも
おかしゃんはさ お母さんに作ってって言えなかった。
子供ながらに お母さん忙しいもんな、、って。

「引き出しに入ってるおやつ」ならと思って 思い切って ばぁちゃんに 言ってみた。

ばぁちゃんは いいよって言ってくれてさ おかしゃんはさ学校から ワクワクして 帰って 台所の引き出しあけたんよ。




ドキドキ









極太の真っ黒な かりんとう入ってた。オーマイガッ





そうじゃないんだよ。
そうじゃないんだよー(涙





そのあと ハンバーグやら 唐揚げやら  グラタンやらオムライスとか 友達んちで ご馳走になったご飯が オシャレすぎて ばぁちゃんが作る 煮物とか 食べたくないって ご飯に 豆腐だけのっけて 背中向けて食べたっけな。

なんだか そん時の思い出は 苦くてね お母さんに気を使ってたり おばあちゃん困らせたり、、

そういう想いが いま 私を 奮い立たせているのかもしれない、、、


おかしゃん
おやつ 手作りしてあげたい!


って言うても ももたん まだ バナナとか さつまいもとかだから 「その時」に 向けて 練習してみようと思ったわけだ。
ももたん 水ぼうそうで お家から出れないしさ おとしゃんに 見てもらってる間に さて やってみよー!



そんで シフォンケーキ作ることにした。
なぜなら おかしゃん大好きだから。(え)
あと にんじんとかほうれん草とか 混ぜて焼いたら なんか いいじゃん! 




ももたんに 作ってあげたいおやつシリーズ
第1回目。

シフォンケーキー!!
ぱーふぱーふ どんどんどん

ももたんは 熱もなく 元気です。
ボツボツも そんな酷くない。
これは水ぼうそうなのかなぁ、、、


どーれ、、、どうやるんだ、、、?

ふむふむ   ふむふむ、、、

あれ、、 メレンゲ?全然 かたくならないぞ、、

あれ、、、 これでいいんか、、

まぁ こんなもんでいいか 


って 出来たの見てくれる?


なにこれ、、

全然 膨らまないし なんか 見た目だめだ。



切ったら ちょっと生焼けっぽかったから レンチンした。




砂糖が サトウキビの砂糖にしたらいけないのかなぁ、、メレンゲが 固くならいのは なんでだろ。
むずかちい。

おとしゃんと 食べたら 味はんまい。

おかしゃん また トライするから この下手っぴ シフォン記録に残しとくよ。