頭の片隅でずっと読みたいなと思っていて、でも今は絶版になっているから元の価格の4倍位するしどうしようかなと思っていた本、やっと買って読みました。




昔、You Tubeでたまたまハスキルのピアノを聞いて、「一音一音が真っ直ぐにそっと心に入り込んで、なんてきらきらした素敵な音色だろう」と衝撃を受け、それからCDを何枚か買って、施設にいた音楽好きの父の部屋に持ち込んで一緒に聞いたりしていました。

そして、『こんな演奏が出来る人は、一体どんな人なんだろう』って背景まで気になってネットでみたら、チャップリンの『自分が会った3人の天才のうちの1人』発言とか、ピアノの先生だったコルトーの『クララに必要なことは放っておくことだ。クララはバランスがとれないような、孤独な時にもっとも素晴らしいものを生み出す才能なのだ。生涯満足をさせないことが彼女を生かす道なのだ。』とか(それって本人寂しすぎる>⁠.⁠<)、ますます気になっていたのでした。

日本語で読めるハスキルの伝記として、最も(唯一の?)丁寧に整理されたものだと思います。


あまりにもあまりにも俗物的な感想を1つ。

私、『もしも私が、突然ハスキルの様にピアノが弾ける様になったら、演奏会をやると突然弾けなくなる方のリスクもあって怖いから、youtuberになって一儲け出来るかな』なんてあり得ない妄想をしたりしていたのですが、本の中でハスキルの知人が、『彼女は決して音楽を利用することはなく、音楽に奉仕していた』的なことを語っているのを読んで(音楽に奉仕する?!)、目から鱗でした。