動的平衡2を買ってしまった。
動機は紀伊国屋書店へ行ったときに、自筆のサイン入りの本が置いてあったから。
この本の第一巻は既にサイン入りの本を持っていて、読んでえらく感動したのを覚えていたので、中身も見ないで即買いです。
内容はまだ少ししか読んでいませんが、著者の洞察力、科学のみに傾倒せずに、音楽と人間の遺伝子の絡み合いの話等は哲学的でもあり、想像も膨らんでいて、かといって非科学的でない。何とも読み応えのある第1章から始まりました。
第一巻より更に面白い内容である事は間違いありません。
我々の病気はいつも生と死を見つめて生きています。
体は突き詰めて行くと、単なる元素が集まった集合体に過ぎません。
それが、集まり、お互いに関わりを持って平衡を保っているのが生であり、その平衡が崩れて死に至って、単なる元素へと戻って行く。
生きている事のありがたさを、教えられた一冊です。