旅行の日を迎えました。
行先は二人で話し合いましたが、彼女の希望は…
「観光はしたくない。温泉でのんびり過ごしたい。」
…とのことだったので車で3時間程の距離にある某温泉地に決まりました。
当日の午前、彼女の家まで迎えに行き、途中で軽く昼食をとってから旅館へ到着しました。
部屋に案内されて入ると…
X「広―い! わっ!露天風呂もある!! ねぇ、この部屋って、キッチンがあれば二人でも住めるよね?笑」
私「笑。 確かにそうかもね。 今日はここでのんびり過ごしましょう!」
X「うん!! それと、後で温泉街を少し歩いてみたい!」
私「いいよ。 夕食まで時間があるから、風呂に入ってから少し散歩しに行こう!」
風呂(旅館の大浴場)に入り、お互い浴衣姿で温泉街へ出かけました。
ここは有名な温泉地なので休日は大勢の人で賑わっています…ですが、今日は平日…閑散という訳ではありませんが散策するには丁度いい感じでした。
その後、旅館に戻って夕食をとった後、部屋の中でまったりとした雰囲気の中で話し始めました。
私「4年間続いたね…本当にありがとう。 一緒に過ごせてとても充実していたよ。」
X「こちらこそありがとう…〇〇さんと出会わなかったら今の私は存在しなかったです。」
私「変な感じだと思うけど、俺は貴方のことを最初は娘のように思っていたんだよね。 貴方が自分自身の事を色々と話してくれて…俺の事を受け入れてくれて…気持ちが動いて… そして、しっかりサポートして卒業までは見届けてあげたいなって…」
X「私はどうだったかな…笑。 ただ、言えることは、最初は卒業するためには、〇〇さんを信じるしかないって思ってたよ。 でも…途中から気持ちが変わっていったんだよね。」
私「どんな風に変わっていったの?」
X「私が小さい頃に父親が亡くなって、父親ってどういう感じなのか分からなかったの。 一緒に過ごす時間が増えていって、安心感とか信頼感みたいなものがどんどん大きくなってきて…これが父親みたいな感じなのかなって……でも違っていたの…」
X「ずっと前に〇〇さんが元カノの話をしたことを覚えている?」
私「そう言えば、そんな話をしたね。笑」
その元カノとは、私が20代後半に5年程お付き合いした方で、結婚直前まで進んだのですが、お互いに色々な困難が事象が発生し、話し合った末にお別れした方のことでした。彼女には、その困難な事象がどのようなものだったか、そして、その元カノの事を当時は深く愛していて、何事もなければ結婚した筈だった……そんな感じのことを話していました。
X「あの時ね、すごく気持ちがモヤモヤしたの…。 そして、その気持ちの理由を自分で考えたの…その結論が…〇〇さんの事が好きなんだなって… でもこういう関係だし、やっぱり(好きになることって)ダメだよね…って思ってた。」
私「俺は…好きって感じたのは、貴方が卒業し、俺が転勤することになって別れた後になった時かな…。 その時点では、貴方が卒業できるし、自分の役割は果たせたと思っていたので、別れることに対しては残念だったけど、強い未練はなかった筈なんだけど、ずっとモヤモヤしていて…好きだったんだなって思ってた…」
二人の会話は、この4年間を振り返るような…まるでドラマの総集編ような感じだったのを記憶しています。
話は尽きませんでした……