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An unforgettable experiment at Auschwitz-Birkenau
忘れられない時間の空間をアウシュヴィッツで得る。


その日の午後はずっとアウシュヴィッツにて過ごす。
売店の売上も施設の維持に使われると聞いて、
ガイドブックを買いました。
「ドイツ語勉強してるんだー」ってレジのお姉さんに言ったら
「私も。難しいよね」って。仲間を見つけたようで嬉しい。


歩く距離然り、精神的にもぐっと重みのある日だったので
外で食べる気分ではなく、
スーパーでヨーグルトとインスタントパスタとビール買って宿へ帰りました。
あんまりジュースとか飲まないけど
レヴァンドフスキ(ポーランド代表のサッカー選手)がいたからつい買ってしまったスポドリ
この日テレビをつけたら、
友人のキャスティングディレクターが絡んでる映画が放映されていた!
ホラー映画でした。
なんだかすっごくすっごく嬉しくなった。
こうやって世界中で放映されるのか。


翌日午前中はチェックアウト後にスーツケースをホテルに預けて旧市街へ再び!
ヴァヴェル城に行ってみたかったんだな。
城壁かっこいいね!
じっくり散策する時間もないし、無料で入れるところをババーっと!
お庭も広々!
ヴィスワ川を見下ろします。
癒される景色…

クラクフは、なんていうか、
無臭でした。
落ち着いてて素敵な、過ごしやすい街だった。
また来たい。
ヴィエリチカ岩塩坑にも行ってないし
美術館にも行ってない。
アイスクリームも食べてない。
オブヴァジャニクももっと食べたい。


午前中の街歩き、
前日の余波なのか、
今後の人生のことなどを考えて何となく気分が落ち込みながら、
泣きそうになりながら下向いて歩いていましたら。


見事に道のど真ん中でズベンと転びまして、
膝を強打オブ強打しまして、
久しぶりに手のひらもズリっと削りまして、
しかも自動車とトラムが迫ってきてて、
恥ずかしい気持ちと
「お、やばいな死ぬわけには」という冷静な焦りとで
何事もなかったように立ち上がってスタスタ歩き去ったわけだけど、
きっとこれは神様がね
「下向いて歩いてると転ぶんだよ。前見てたらいいのに。すーぐ下向くから。」
ってなにかを教えてくれてたんじゃないかなってね
思うんだな


そんな教えを得て
後ろ髪を引かれながら
青を通り過ぎて黄色くなった膝を引きずりながら
電車に乗ってクラクフ・バリツェ空港へ。


クラクフ空港では
手荷物預けをせずに保安検査に向かうという
プチハプニングを経て
雲の上へ。
とても美しかった

しかし私は知っている。
雲の下は雨なのだ。
降りたときのことを思うと少しだけがっかりもする。

ワルシャワ空港で乗り換えて、
到着。
ミュンヘン。
ミュンヘン空港でスーツケース出てくるのを待ってると、
頭上のモニターに
バイエルンミュンヘンの選手を起用した、
アイケア用品のCMが流れていました。


キミッヒ
ウィンクしてる


私に(違


こらぁやばい。
こらぁやばい心の臓を掴みにきてる。
ミュンヘンが…ミュンヘンが私を掴み取ろうとしている。


落ち着かねばと、
空港のコンビニでりんご買って
電車でホテルへ向かいます。


はぁ…
ドイツ来ちゃったわ。