「無理目か~さん日記」 -教育行政が真摯に対応すべき異議申し立て | まるおの雑記帳  - 加藤薫(日本語・日本文化論)のブログ -

「無理目か~さん日記」 -教育行政が真摯に対応すべき異議申し立て

ぶきゃこさんの「無理目か~さん日記」 から今、目が離せません。

PTAが任意に構成される団体である以上、PTA会員になるのもならないのも保護者の自由であるはずです。
いっぽう、保護者である以上、学校とは適切に連携し・協力する義務と権利があるはず。
ところが、PTAに入らないと、一保護者として学校と連携し協力したいと思っても、そのことさえ難しくなる。
そんなバカなことがあっていいのか?

ぶきゃこさんが校長・教委職員・文科省職員に対して突きつけているのは、

この国の教育行政においては、PTA非会員はまともな保護者としては認められないのか?

という問いかけのような気がします。
(PTA会員にならない限りまともな保護者として扱われないということは、実は、保護者一般の人権も認められていないことになります。)

現状、校長をはじめ教委は、PTAに入会しない親の存在をあくまでも例外扱いとしようとしているようです。
それに対する、ぶきゃこさんの冷静で鋭い突っ込みが痛快です。

相対することになっている校長先生や教委の職員は大変だと思いますが、ぶきゃこさんの疑問は、これまで言いたくても言えなかった、いや、意識したくても意識さえできなかった、多くの母親のお腹の中にあったはずのものであることに思いを致してほしいと思うのです。


PTA非会員の存在をきちんと認めることは、「個人」を大切にすることです。そして、このことは、いじめ問題とも決して無関係ではないと考えます。

「個人」を本当の意味で大切にできない学校が、いじめをなくせるわけがないと、私は大まじめに思っています。


文科省の担当者との対話もはじまっているようですが、そのような意味でも、注目です。