吉田小学校からの一応の回答 | まるおの雑記帳  - 加藤薫(日本語・日本文化論)のブログ -

吉田小学校からの一応の回答

<長野県塩尻市立吉田小学校への申し入れ(入会と役務の強要およびプライバシーの侵害の問題)>
の続報です。

本日、吉田小の校長先生にお話を伺うことができた。
うれしいことに、PTA会長と話し合ったうえ、
「総会でPTAは任意団体であり、参加は強制ではないということを各保護者に伝えることにしました。」
とのこと。
※あとで気がついたが、「(PTA)総会」は、「保護者会」の間違いではないかと思う。後日確認を入れてみたい。

もっとも、問題の『吉田小学校PTAハンドブック』についてはそのままになっていた。
同ハンドブックには、先の記事でもふれたように、入会を強要し、のみならず役職も強要し、引き受けられない場合は、「正当な理由を申し述べ、みんなの承諾を得よ。」といったことが述べられている大変問題のあるものなのだ。

『吉田小学校PTAハンドブック』についても、ぜひ改定・修正をお願いしたいと申し入れさせていただいたところ、
「PTA会長にもその旨伝え、検討させてもらいます。」との前向きのお返事をいただけた。


「いろいろな方からの情報からすると、自動加入なのは吉田小だけではなさそうなのに、お騒がせして申し訳ありません。今回の当方からの申し入れについては、塩尻市の校長会なり、教委なりと話し合われましたか?」と聞いたところ、特に話し合ってはいないとのこと。

近々に、塩尻市教委や長野県教委にも、この吉田小のうれしい変化、そして、過日横浜で行われたPTAシンポジウムでの文科省課長の発言(「教育委員会や校長には任意であるという意識を広めたい」」)等を伝え、全県的、全市的に考えてほしいと伝えたいと思う。

横浜でのシンポと文科省課長の発言はご存じなかったようなので、2.21(日)の朝日新聞の記事のことをご紹介しておきました。