先日叔父が亡くなりまして、葬儀に行ってきました。
80代後半でしばらく入院していたので皆ある程度の覚悟はありましたが、やはり淋しいものです。
そして参列している間に色々考えていました。
叔父は3人兄弟の長男で、次男が私の父。
そしてその下に私の叔母にあたる妹がいます。
ですが、下2人は既に故人。
どちらも70歳そこそこで亡くなりました。
父の母である祖母は足こそ悪くしていたものの、とにかく食欲旺盛な人で104歳まで生きました。
なので、私は母からよく「あんたはあのおばあちゃんの血が流れているのだから長生きするよ」と言われていたのです。
ですが結局、祖母の子供たちは一番長命の叔父ですら祖母の歳にははるかに及ばなかったのですよね…。
100歳まで生きるって、やはりそうそう出来ることではないんだなーと、しみじみしてしまいました。
一方母の兄弟は、若くして亡くなった長兄以外それなりに病気などありつつも、寝たきりになることもなく皆それぞれ年齢の割には元気。
うちの母が1番上で84歳。
スマホもPCも普通に使って元気に一人暮らしをしています。
母方の祖母は体が弱く70歳で亡くなったので皆心配してたようですが、既に皆そこを越しました。
色々です。
マンション購入にあたり親戚のFPさんにマネープランを作ってもらったのですが、当然のように100歳までのプランで、そのためにマンション価格をもう少し下げた方がいいというアドバイスをもらいました。
無理ではないけど老後資金が厳しくなると。
でもねー、こうやってみると自分が元気で生きられるのはせいぜい80歳までではないかなーと思うんです。
それより若くして亡くなる人も当然たくさんいて、いくら頑丈な家系と言っても何があるかわからない。
必要性は頭で分かっていても、感情では
「100歳までのこと考える必要ある?」
と思ってしまうのです。
昨今のSNS投資詐欺のニュースで、70代で1億4000万の被害にあった人というのを見ましたが、自分ならその歳でそれだけ蓄えがあればのんびり暮らすよなぁと思ってしまいました。
うちの母は元気ですけど、流石に80代に入ってからは遠出がキツくなってきたと言っていたし、今の時代でも元気に遊べるのは70代までかなと思いますし。
とはいえ、長生きリスクを完全に無視するほどのメンタルも無いので、ほどほどに浪費しつつ、貯金して運用して生きていくしかないのだろうなぁと、そんなことを考えました。
人生の終わり方って難しいものですね。
「人生100年時代」とはいうけれど、我々世代でもそこまではなかなかハードル高そうです。