四国霊場第三番札所の金泉寺から第二番札所の極楽寺まで歩いたのと同様、二番札所の極楽寺から第一番札所の霊山寺まで歩きました。
このあたりは札所間の距離が短く平地なので楽です。歩くのに苦労しません。
第一番札所の少し手前で、ある民家の軒先に老婦人が立っていて、私を見て何かに打たれたかのような「あっ」という表情になり、手を合わせました。菅笠や白装束の典型的な遍路姿ではなかったのですが、頭陀袋や四国霊場ガイドブックなどを持っていたので、遍路と判って手を合わせたのでしょう。遍路を受け入れ尊ぶ習慣がしっかり残っているのが四国、特に阿波の特徴です。
さて、第一番札所門前に着き、まず、「門前一番街」という遍路用品のお店に入り、お店の人とお話をしました。そして遍路用品を一つ買いました。
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その後で第一番札所の境内に入った所、なにか地面が急に黒くなり、境内にいた人々が勢いよく走り出しました。なにかと思う間もなく、急な雨だと分かりました。
小雨程度のポツポツという降りではなく、夕立程度ではなくてもかなりな降りでした。私も急いで本堂に向かいました。
本堂でゆっくりお参りし、納経してから外を見ました。当然のことながらまだ降っていました。小走りに大師堂へ行ってお参りしてから、「門前一番街」の食べ物屋でうどんを食べました。食べ終わった頃には雨がやみました。
(2014年11月18日の「石川鏡介のブログ」の記事を再編集)
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