顔‥


組織を束ねるトップ、代表を

”会社の顔”

なんて表現する。


照れえーショボーンえーん

訪問介護士として初めて入職した事業所は、昨年廃業した。


赤字が止まらなかった。


前任の所長A氏は、大柄で喜怒哀楽がはっきり顔に出るタイプ。情にもろく、利用者が他界されるたび号泣していた。


Aは間違いなく、事業所の顔だった。

とあるケアマネから絶大な信頼を得、事業所の仕事の9割はそちらから来ていた。


あるとき、訪問先で利用者が急変。

バイタルを取り、契約している訪問看護に電話で数値を伝えた。


緊急訪問してきた看護師はこう話す。


『ヘルパーさんからの電話で、冷静にバイタルを知らせてくれたのはあなたが初めて。だいたいは慌ててどうしたらよいですかと言うのみ。

やっぱりAさんの指導が行き届いているのねー』


施設でバイタルを取る習慣を植え付けられただけなんだが。


A氏の名は各所にとどろいていたわけだ。

だが、A氏はコンプライアンス違反で退職



キョロキョロキョロキョロキョロキョロ

そして、本社が据えた後任所長B氏。

Aとは真逆。

表情がわからない、おとなしいタイプ。

コンプライアンス違反はしない真面目なタイプ。

声が小さい。


B氏は取り引き先のケアマネに挨拶周りをした。


瞬く間に事業所に仕事が入ってこなくなった。


B氏が事業所の顔にもならず、廃業が決まった。



新興の訪問介護事業所の代表に介護現場に出たことがない人がいる。

サービス提供責任者には、座学で実務者研修を終えてすぐ着任している人もちらほら。利用者に触れたことはない。

顔になれるのか?



介護みたいな人と関わる仕事の場合、本来

事業所の顔となるのは現場に出るひとりひとりのヘルパーだと思う。


『あそこのヘルパーさんによくしてもらい助かった』

『病院の付き添いを見かけたけど、献身的だった』


そんな地域の声もきっと仕事につながるはず。


そう‼️

ヘルパーは、『顔』なんだから、

会社は大事にしなくちゃねウインク


ヘルパーが

いい顔ニコニコでサービスが出来るように❣️