皆さんこんにちは、店舗担当・ダガネです。
仕事柄、映画やドラマを見ていると、つい背景に
飾られている絵や額縁に目が行ってしまいます。
なるほど~、と思うような飾り方は
お客様にご提案する時のヒントになることも。
というわけで、今回は
映画「ボルベール<帰郷>」 をご紹介。
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ストーリーは、主人公・ライムンダ(ペネロペ・クルス)
の娘パウラ(ヨアンナ・コバ)が、ライムンダの
夫であり、娘と血のつながらない父親を刺し殺す、
というショッキングな事件から始まります。
ライムンダは娘をかばうため、
隣の閉店したレストランにひとまず死体を隠すことに。
同じ夜、姉のソーレ(ロラ・ドゥエニャス)から
最愛の伯母がなくなったという知らせが入ります。
姉に葬式の手配を任せ、夫の死体をどうするか
悩んでいる時、レストランの店員と間違えられた
彼女はなりゆきで店を始めてしまいます。
その頃、一人で帰郷した姉のソーレの前には
数年前に火事で死んだはずの母親が姿を現し…。
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殺人など、出てくる内容は物騒ですが、あくまでも軸は
母と娘の複雑な関係を描いた人間ドラマです。
さて、物語のはじめ、殺人事件の起こるライムンダの
部屋に飾られている額縁はこんな感じ↓
シルバーの額縁に赤のマットが合わせてあります。
原色のマットは手を出しづらいものではありますが、
作品と額縁の3点がピッタリ合った時の
インパクトは絶大です!
ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
この映画の監督ペドロ・アルモドバルは
背景や衣装・メイクにこれでもか!!と原色を使います。
見事に配置された色の数々は
アクの強いキャラクター達と相まって
物語に不思議な流れを生んでいきます。
色合わせの参考にもできそうなこの映画、
ぜひご覧下さい!

