今まで食わず嫌い(?)だった
歌舞伎を観劇してきました!


観る前の
歌舞伎のイメージ
→お金持ちのマダムの趣味
→お着物での観劇
→面白くなさそう
→というか理解できなさそう
→寝てしまいそう
→暗そう
→チケット高い

 
という感じで
とにかく敷居が高かったんですね。
(まとめると高くて面白くなくて寝てしまいそうという)

 
今回ちょうど身近に一緒に観てくださる方がいたので記念すべき初観劇!

 
それが
予想以上に満足しまして…

 
面白かった!!!

 
お金持ちのマダムの趣味かも知れないけど
チケットは一番後ろだと5000円と普通の舞台と同じぐらいで言うほど高額ではなく


理解できなさそうな人向けに
イヤホンガイドという
字の通りイヤホンで聞くガイドを貸し出してくれるし(有料。700円でした)
(借りずに意味わかる人尊敬でしかない)

 
1番大切な面白いかどうか。
それが面白かったんですよ!

 
わたしが観たのはこの演目。
 

まず
「橋弁慶」

 
歌舞伎を知らない私でも
なんとなく頭にある、弁慶と牛若丸のお話。
 
牛若丸役の方が
なんか若くて麗しい感じで

対する弁慶役の方

登場シーンが客席を通ってくるんだけど
(他の方も同じところから登場してたから歌舞伎によくある手法なんでしょうか?)


歩く歩道に乗ってるかのような滑らかさ…!
えー!すごい!!! 


あと
歌舞伎でよく見る
片足とんとんからの片足とんとん(わかりますかね。笑)をバランス崩すことなくかっこよく決める!


足腰……!!!

 
お2人の立ち回りも見事でした。


この1本目の演目は長さも丁度良く
あっ、ここで休憩あるのね
と小休憩。

 
からの
「鷺娘」

 
作品紹介に舞踊と書いてて
なるほど、宝塚でいうレビュー的な?

 
こちら演じられてたのが
尾上菊之助さん。

 
おおっ!
今回の出演者の中で唯一存じてる方だわ!
カムカムのモモケンさんやないか!!

 
で正直
モモケンさん、女形が似合いそうなお顔立ちではない気がするんだけど…
と見始めは思ってて


それが不思議。
 

モモケンさんが可愛く見えてきた……!!!笑
 
 
特に途中の赤いお衣装の時なんかは
ほんとに可愛らしい娘に見えたんですよ。
女形、恐るべし…!!!


そしてイナバウアーのごとく
腰を曲げておられて
モモケンさん凄すぎやろ!と。笑

 
今回歌舞伎を見て思ったのが
予想以上にアクロバティックなんだなって。

 
さっきのイナバウアーもですけど
膝を段階的に折って踊ったりしてて
そんなの体幹しっかりしてないと無理じゃないか。
弁慶も身体能力高いし。

 
そういう面でも非常に楽しめましたね。

 
あと早着替え!


黒子さんが舞台に出てお手伝いしてくれるなんてなんだかマジックショーをみてるみたいで楽しかったわ!

 
で、最後が
「義経千本桜 すし屋」


わぁー!
わたしの中で激アツな鎌倉殿から義経ゲスト出演!??(意味不明)
とりあえず義経イェーイ!!

 
みたいな気持ちだったんですが
作品紹介を読むと
全然義経出てこんやんけー!!!

 
でした。笑

 
源平合戦後の平維盛さんを巡るお話だって。
(知人によれば、すし屋とあるように同じ義経千本桜でもいろいろなお話があるみたい)

 
これが
正直ちょっと眠たくなりまして…
 
 
全体的に長いのと
1場面1場面も長くて
ちょっと途中危なかった。笑

 
中村梅枝さん演じるお里がいい味出してたわぁー。(牛若丸を演じた中村萬太郎さんのお兄さんらしい)

 
あと子役の方もいて
じーーーっとしててほんと凄いし偉いなぁと思いましたね、すご。

 
お年を召した方の露出はあんまりみたくないかも
なんて申し訳ないことを思ったり(ゴメンナサイ…)

 
で、すごい派手な登場をしたのが
梶原景時を演じた、中村芝翫さん(読めなくて調べましたよ、しかんさんだって)
オーラが!役も相まってですがオーラが凄い!!

 
知人によると
今回は庶民中心のお話だったから華やかさはあまりなかったけど、平安?やら朝廷?やらそこら辺の華やかな時代のお話も歌舞伎にはあるんだってー!そういうお話は衣装が華やかで見てるだけで楽しいらしい。気になる。

  
で、カーテンコールなどもなく終わり。

 
最近外部を見る機会が増えて
カーテンコールの多さとスタオベの多さに引いてたのでこのぐらいが丁度よかったです。
(スタオベって、いい作品を観た時にやるものだと思ってるんだけど、常習化してない?いや、ほんとに感動してる方もいるとは思うけどそれにしても頻度…)

 
いやー
歌舞伎、面白かった!!!


夜の部はまた演目が違うからまた観に行こうか実は悩んでいる…。

 
東京の歌舞伎座でも観てみたいなぁ。