朝、目が覚めて、
頭がボーッとしたのでベッドに腰掛けていた。


旦那から「大丈夫?」といわれて「大丈夫」と答えた。

しかし、そのままトイレにいって、下着を下ろすと、
おりものシートに茶色い点々がついていることに気がついた。

やばい。不正出血だ。


すぐに旦那に報告して、産婦人科に連絡した。
病院からは、今から来てください〜とのことで、なにも食べずすぐに旦那に連れて行ってもらった。


家から病院まで1時間かかった。
検索してたとおりになれば、きっと私は「妊娠糖尿病」か「妊娠高血圧症候群」かと思っていたので、

「多分入院になりそうな気がする」と旦那と話しながらいった。


案外冷静だった。


病院について、検尿をとるよう促された為トイレにいって下着をおろしてみると、
さっきとは違い、生理のように血がたくさん出ていた。

これにはかなり動揺して、検尿をとる間もなくすべて尿を出し切ってしまった。


そのまま血圧測定。
今までは116  68などと、正常だった。
前回も121  70と、まぁまぁよかった。

だけど、今回、、
168  95 とかそんな感じ。何度測ってもそんな感じ。


焦ってきた。


それでもなぜか、予約していた患者さんを優先され、私はかなり待たされた。
待っている間もいつもは検索しまくるのに、怖くて怖くて検索などできなかった。


2時間くらいじっと待っていて、呼ばれていつものお腹のエコーをみた。

前回逆子だったのが、戻っていたし、
赤ちゃんの心臓はちゃんと動いていた。
これにはかなりホッとした。


ただあまり、赤ちゃんの体重が増えていないなーと思った。私だけがぶくぶく太っているようだった。


そして、経膣エコー。
きっと、血が出てたんだろう。看護師さんが「わっ」と言っていた。


子宮頸管が2.28センチまで下がっていた。


先生「こりゃいけん、いつ陣痛はじまってもおかしくない、救急車よぶよ」


え。。


とにかく私を寝かせるよう看護師さんに指示する先生。

そして、救急車を呼ぶ先生。
「妊娠32週、妊娠高血圧症候群と、切迫早産で〜」

駐車場で待っていた旦那も呼び出される。

旦那はキョトンとした顔だった。


先生は旦那に軽く説明
「妊娠高血圧症候群でね、昔で言う妊娠中毒症ね。危険な状態だから。今救急車呼んだから、旦那さんは今から自分の車で医大に向かってくださいね」

まさか救急車よばれると思ってなかっただろうに。横になりながら旦那をみていた。


私「私、今日出産ですか?」

先生「それはわからんけど、そうかもしれん」


そして、あれよあれよと担架に載せられ運ばれて初めての救急車へ。

中で何度も血圧を測定される。


ドキドキしすぎたのか、

最高血圧190までいった、下は覚えていない。

血圧が高いと、脳出血する恐れがあるらしく、

あー私はもしかしたら死ぬのかもしれないなんてふと思った。