モラ男と別れて以降、一緒に戦ってくれた友達とは、その後グループラインを通して近況報告と相談をしていました。

まぁ、結論を言いますと、モラ男のクズさは痛いほど理解してくれた。
「あの目つきはやばい」
「ぺこちゃんのこと、どっかに行ったって言ってたよね?!お前が置いてったんだろー!」
「あれからまだシツコイの?!未練がましいね、あーきもっきもっ」みたいな(笑)

一緒になって吐き出す事で、すごく浄化されていくような気がした。


でも、モラハラの本質までは理解してもらえなかった。おそらく今でもかな。



どこかのサイトで、
【モラハラを理解できるのは、モラハラを受けた経験がある人だけ】とあった。たしかにそうだなって思う。


【モラハラの二次被害】という言葉をいつしか知った。まさしく私も二次被害を受けたのかもしれない。



経験した人しかわからないモラハラの実態。醜悪さ、卑劣さ、噛み合わない会話、マインドコントロール。


相談して、アドバイスをくれようとする彼女たちには全く悪気はない。
むしろ、私のためにたくさんの助言をしてくれた。思いやりがあって、これからもずっと大事な大好きな友達。

そんな友達と、少し亀裂が入りかけたのが、このモラハラ男に関する対応でのことだった。

グループラインでやりとり。

『無視し無視!』『言い返したらいい!』
『近くによるな!仕事の話以外せんで!て言い!』


作業上、話さないわけにはいかないし、
そんなことしたら二倍三倍にモラれる、こわい。


ふつうの常識通じる相手なら言えるけど、
あいつは違うんだよ。どこがどう違うかうまく説明できないけれど。


そして、『私なら言い返す』と。
『私は嫌な上司にこう切り返したことがある』と、言ってきた。
私は思う。多分それはモラハラじゃないんじゃないかな。。

モラハラのことについて、少しでもわかってほしくて、自分の口でいうより、ネットとかでその特性とか対応とか見てほしいなーと思って、
『暇なときでも検索してみてほしいな』と伝えると、
『うーん、たまに検索したりモラハラのブログとか見てるけど、正直当事者じゃないから全然わかんないもんショボーン』って。



そっか。そりゃそうだよねショボーンごめん。。



『仕事辞めたい』と相談しても、
本当は『そこまで思うなら辞めてもいいと思う!』とか『逃げてもいいと思う』って、言って欲しかったところはあった。
本当に限界だったんだ。

モラハラの対処策が、
【関わり続ける限りずっとターゲットにされる。逃げるしかない】といわれる意味・本質をわかってほしかった。



だけど実際は真逆で、
『ぺこちゃんが辞めることない!逃げたら負けたみたいで悔しい』とか『辞めるのはもったいない』などといわれ、

なんとも言えない気持ちになった。
悔しいを通り越して、一切断ち切りたい気持ちだったわたしには苦しい答えだった。


その頃さらに、私が一度、強く反論したことで少しひるんだという実績があるからと、


ほらね、
だから、
もっと、

もっと反論して、

言い返せるように


その調子だよ!

ぺこちゃんが変わろう!

って言われたここは一番ショックだったガーン



あれだけモラハラ男に
「変われ変われ、お前が変われ」と念仏のようにいわれてて、
さらに友達からも言われるとなると、苦しかった。

もちろん、友達に悪気がないのもわかってるし、
自分が逆の立場でもそう思うかもしれない。


ただ、言い返せないのも悪いよね、だから余計相手がつけあがるんだよと思われたような気がして悲しかったんだ。


モラハラする人に対して、反論することが一概に効果的とは思えない。どこか矛盾点を突く事は効果的かもしれないけど。


私みたいな口下手な人なんかは、口論になると絶対負けるし、そうなると、モラハラ加害者の思う壺で、余計に揚げ足取られる。もちろん無視もだめ。

モラハラする人は、相手の言葉の端々に隙を瞬時に見つけて、揚げ足とって徹底的に論破する。
論点をずらしてずらして、いかにも相手が悪いように仕立て上げる。
99モラ男が悪くても、残りの1で相手を責め上げるみたいな。その責め方が洗脳的で、まるで自分にも落ち度があるからだと錯覚させる力があるのだ。たった1を突かれて。


なぜ、私が変わらないといけないのか。
なぜ、モラオと同じことを言うのか。
なぜ、私が責められるのか。



当時の私は、
毎日のようにモラハラを受け、
精神的に荒んでいたので、
たぶん、余裕なんてなかったから、余計に傷ついてしまったのかもしれない。