27歳、脳みそがちょっとなくなって

記憶の障害のある私です。

 

ドラマ「アンメット」を見て、

じん…。としている私です☺

 

アンメットの主人公の婚約者がよく言うセリフ

 

「記憶がなくても思いは残ります」

 

これはホントです。

 

今日は私が体験した「記憶がなくても思いが残っていた」ことについて書いてみようかな、と思います。

 

 

 

私は、心の調子がイマイチな時は、

合わせて認知能力も記憶力も低下します。

 

 

そんなとき

夫の顔がイマイチなんだか違うような感じがして、

「多分、夫。」と認識はできるんですが、

夫なんだけど夫じゃない感じがして、

どうしようもないときがあったんです。

 

今までどんな感じで話していたのか、

関係性が分からなくもなります。

 

 

でも心の中では「好きな人、大切な人」という感情が湧いてきて、

「夫に会いたい」という気持ちになります。

 

自分の中でイメージできる夫は5年以上前の夫です。

現在の夫はちょっと老けたので当時とは違います。

(より大人になったとも言える…)

 

会えているのに

夫が分からなくて

「夫に会いたい気持ち」だけが残るような感じで

 

とてもむなしく、悲しくなりました。

 

認知症はこういう切なさが続く病気なのか、

とこの時思いました。

 

 

自分の感情に鈍感になって、

物事を深く考えることができなくなって、

感情を表現する方法もわからなくなって、

 

周りから見たら「廃人」となってしまったように見えても、

本人の中では「人間らしい気持ち」が残るんだなと思いました。

 

 

 

 

 

今まで「5年後はこんな私でいたい!」という気持ちでしたが、

今は「5年後の私はどうなっているんだろう。」と思います。

 

そんな不安と付き合いながら

生活をしています。

 

 

 

 

ドラマももう少しで最終回…

漫画も面白いです☺