21日日曜日は
呉市春の文化祭「第117回三曲演奏会」に出演してきました。
年2回ペースだから…単純に55年以上続いているということですね。(仮に年3回とかの時期がなければ)
すごい。
呉で尺八を始めた関係もあって、都合が付く場合には出演しております。
50年以上続いていて、継続していることがスゴイと思う反面
長く続いているが故の問題点なども垣間見えるのですが…
これはきっと外から見ただけでは分からないのかもしれない。
かといって現状を打破するためにどうすればいいのかも
具体的には分からないのですが…
なにかを打ち破れるのでは…と思い筝で出演することにしてみました。
打ち破れたかどうか…分かりませんw
自分の殻は打ち破れました。
筝に関してはまだ演奏歴、延べ3ヶ月程度。
正直こんなんで出てもいいのか…、というレベルですがナントカ1曲は通せるレベルに達していたようで出させてもらえました。
これまた、舞台で弾いてみないとわからないことが結構ありました。
ギターや尺八では場数踏んでますが、改めて初めての楽器で舞台に立つと緊張するということ。
さすがにバクバクではないですが、えらく簡単な場所で思ってるのと違う弦を弾いてみたり。
あ、ちゃんと尺八でも出演してきましたよ。
年齢的にはアラフォーといってもいい年(四捨五入したら)なのですが、「若い人」といわれます(笑)
僕のいる広島についていえば、
筝をやってる方では小学生から女の子が取り組んでたりしているのですが、尺八(おじいちゃんに勧められたみたいな子は数人いるものの)ではこういう場に出てくる人は皆無です。
流派や派閥のしがらみとか地域性みたいなものも起因しているかも知れません。
客席をざっと見渡しても自分たちの世代は(おそらく関係者を除いて)いませんでした。
年に数回の大きな演奏会、というのも良いのですが、
youtube見放題のこの時代、
ホールに出かける、となると初見の方には大きなエネルギーが必要になります。
もっとカフェ邦楽ライブとか頻繁に出来るようになればいいのになぁと思います、が…
足を運ぶ習慣のない人にとっては美術館のロビーコンサート(無料)でさえハードルが高かったりしますからね。
これだけ多くの人が関わるイベントが有っても、
尺八という楽器の存在は皆知っていても
実際本物を見たことが無い、生音を聞いたことが無い、
という方に多く出くわします。
和楽器人口の減少や高齢化問題など、
色んな人が色んな場所で色んな想いを持って取り組んでるテーマだと思いますが、自分なりに自分の場所で取り組めること、やってみたいと思います。