Paya Lebar Quaterと言う大規模プロジェクト
その建設現場で働く外国人労働者の方向けの
イフタール
今回もまた、もっと知りたいシンガポール通信のめぐみさんのお誘いで、普通だったらまず体験出来ないようなイベントに参加して来ました。
シンガポール在住の方は皆さまご存知の様に、この国の建設現場で働いている人たちのほとんどは外国からの出稼ぎ労働者です。イスラム教徒の方の労働者も多いこちらの企業さんが企画されたイベントは、断食月の日没後に初めて食べる食事を提供し、イスラム教徒ではない人達とも交流しましょう、と言う趣旨のイベントでした。
ちなみに”イフタール”とは、
イスラム教徒が日の出から日没まで飲食を断つ断食月(ラマダン)に、日没後、初めてとる食事のこと。イスラム圏ではこの時、イフタール料理とよばれる普段とは異なるメニューの食事をとる習慣がある。
用意されていたお食事
ナツメヤシ
カレー味のピラフ
マトンのカレー
チキンのカレー(からくて絶品!)
黄色いのはパイナップルのカレー煮(?)
甘辛くて美味しかったです
みなさん、なつめやしや甘いジュースを先に口にされていました
右手だけを使うので
右手だけを洗います
お食事の前にはお祈りをします
「交流会」と言う事なので
いろいろな方が参加されていました
初めて手で食べてみました
思ったよりも少量しかつかめません
時間なのでしょう
お祈りが始まりました
主催者の方の話によると、こちらの現場で働いている方達は、バングラデシュ、インド、中国の方達が主なんだそうです。なので、お祈りに参加しない方達も私達を含め半数程いました。
最後にみんなで記念撮影
イスラム教徒にとっての「ハリラヤ」は宗教的な意味は全く違いますが、日本のお正月、アメリカのクリスマスと同様で家族がみんな集まってお祝いする、と言う一年で一番家族が恋しくなる時期だと思います。
その時期に家族と離れて外国で暮らすと言うことは状況は違えど、外国に住む私達にも想像できる寂しさではないかと思います。
上記にリプログしためぐみさんのブログの中に、工事現場で働く外国人労働者のラマダン時期のビデオにもありますが、普段でも危険な建設現場でのラマダン時期の安全確保は企業にとっては大きな課題なんだろうと思います。
私が以前働いていた会社もマレーシア、インドネシア、中東諸国を建設現場に持つ会社でした。なにがなくとも「安全第一」。工事期間中の事故は一番怖い。川崎大師や鎌倉の八幡様にも毎年御祈願をいれていました。
これだけ多くの建設現場をあるシンガポールで、労働者の多くがイスラム教徒でラマダン期間と言うのは、どれだけ安全に気を配らないとならないか、と言うだけはなんとなく想像出来ます。
今年も無事に無事故でラマダンが終了し、みなさんがハリラヤをお祝い出来る事を願ってやみません。