発達障害は遺伝する? | 今日もズレてます!発達障害だからこそ楽しい人生【まるも工房】

発達障害は遺伝する?

こんばんは、まるもです。

間が空いてしまいすみません。

 

仕事、身内事、自分の身体、3つ同時に厄災が降りかかり、ブログまで手が回らず状態でしたが久しぶりに時間を作れました。

 

本日のテーマは約束通り「発達障害と遺伝」です。

 

 

 

今回もずばっと、なるべく長文にせずに要約致します。

ゆえに、きつく感じてしまう方(特に発達障害のお子様がいらっしゃる親御さん)がいらしてしまったらすみません。

 

読んで下さる方が、ご自分を責めたりする事は当方全く望んでおりません。

当事者さんやご家族の生きやすさのほんの一助(疑念を解き明かすヒント)になればと思います。

 

 

【発達障害は遺伝する?】

 

以下、発達障害全体(3つ組全ての特性)では無く、主に「アスペルガー症候群」「自閉スペクトラム症」の話と思って頂いた方が良いです。私がこの知識を得た本は、まだ日本では「発達障害 = アスペルガー症候群」という一般常識が濃かった時代に出版されたものだからです。

 

 

 

よく言われます。

発達障害の遺伝子は「優性遺伝」と言われ、父母のどちらかに発達障害の遺伝子があれば、遺伝する確率はかなり高いとされてます。

 

 

 

しかし

 

 

生まれてくるお子さんが、必ず発達障害の特性をお持ちとは限りません。

 

どういうことか?

 

 

 

遺伝するのは「発達障害」ではなく、厳密には「発達障害の因子」です。

この「因子ちゃん」を叩き起こしてしまわぬ様に育てれば、発達障害の特性が表に出てこない可能性はあるそうです。

 

凄いですね!

 

そして、いよいよこの「発達障害の因子ちゃんを叩き起こさない育て方」です。

かなり直球、シンプルです。

 

ストレスを極力与えないこと

 

私は子育ての経験がありません。

ですが、上記はほぼ不可能ではないかと....

 

育てる上では厳しい躾(しつけ)は避けて通れません。

因子を起こさずに育て上げるなど、恐らく無理では無いかと私は考えております。

 

 

 

【後天性発達障害】

 

これはもう、凄いです。上記の「因子を叩き起こす」に近いです。

 

こちらも直球、ストレートに何をすると後天性発達障害となるのか書きます。

これはとある親子の記録なのだそうです。

 

とあるお子さんは、当座(8歳頃まで)は発達障害の特性は見当たらなかったそうです。

ところがある事情から、親から極端な暴力や幽閉を繰り返されて育てられる様に変わってしまったそうです。

 

その後、その子供は発達障害(アスペルガー、自閉症スペクトラム)の特性を示すようになったそうです。

この話から、この方は、元々発達障害の因子を持っていて、親からの働きかけによって因子が発動した可能性もあります(生後すぐに発達障害の因子があったか無かったかを調べる術がないですね。一方で1個体の遺伝子は育つ過程で変化する事も判ってきております)。

 

 

当事者になって久しい私は、これを知って思いました。

私の発達障害は先天性でもあり、後天性でもある!

 

 

 

 

因みにこの話は2つとも、それぞれ以下の本を拝読して得た知識です。

 

 

 

 

【最後に】

 

発達障害の特性を持たれた方やご家族の将来を悲観される文面をよく拝読します。

それでも、

 

「辻褄が合う」という事も発達障害では良く言われます。

 

年齢(10代)によっては他の同学年の子に対する成長の遅れが気になるとは存じますが、

20代後半へ差し掛かるにつれ、徐々に周囲に追いついていくことも多いです(周りを意識して努力をするのだと思います)。

 

以下は、27歳まで発達障害と知らずに育った自分の経験からです。

 

大切な事の1つに、その際トラウマをなるべく増やさない様に気を付ける事があります(当事者さんもご家族さんも)。

そして極力自分の人生の望みを明確にすること(仕事をして経済的に独立したい、結婚したいetc...)

 

目標があれば、やみくもな努力は減らせ、ブレも小さくなります。

医療機関や支援センターへの相談もやりやすくなるでしょう。

 

 

 

発達障害に関わらず「どうせ俺は結婚できない」と言う方が時々いらっしゃいます。

その言葉に現れているとおり、結婚願望はあるようです。

 

それでも、過去の失恋経験からか「どうせ」と諦めておられる。

 

 

 

それでも私が思うのは、自分がどうしたいか、どうなりたいかさえ明確になっていれば、

そして諦めなければある日突然叶ったり、そこまでいかずとも兆しが顔を出したりするものです。

 

さらにそうなる為には小さな「成功体験」があることです。

小さくていい。成功体験を積み続ければ自己肯定感も勝手に育ちます。

 

 

望む姿も、その為に必要なアプローチも一人ひとり違いますから、私も「これれけをやればいい!」と言うものは示すことが出来ません。

 

それでも、今は失望気味な発達障害当事者さんとそのご家族のみなさんが、ある日、ある出来事をきっかけに希望を持てる生活へシフト出来る事を願います。

 

私もですけどね(笑)

 

 

それでは、明日からもまた仕事を頑張りましょう!