評価 ★★★★☆
前に感想文に書いた『それからはスープのことばかり考えて暮らした』と同じ作家の、月船町シリーズ第一弾。
先に第二弾を読んでしまってガッカリかなと思ったのだが、全くそんなことはない!
・・・でも、やっぱり先にこっちを読んだほうがいいかな。
ホントにまぁなんというか、ステキな日本語を操る作家である。
そして、出てくる食べ物の美味そうなこと。
クロケットも、エスプレーソも、果物のオレンジでさえ美味そうに書かれている。
ストーリーは特に大きな何かがあるわけではないけど、どんどん引き込まれていくこの世界観。
このお話の中でアポリネールという作家の書く『オノレ・シュブラックの消滅』という本の話が出てきて、てっきり創作の話だと思っていたら、本当にあるお話だった。
まぁ、私の無知ということもあるけど、創作と現実が曖昧な、心地いい作品なのだ。
で、月船町は創作なのか現実なのか。
どこに行けばつむじ風食堂はあるのだろうか。。。