刃物卸問屋 訪問。そして、研ぎの指導を受ける。 | 手製本工房 MARUMIZU-GUMIの訪問記

刃物卸問屋 訪問。そして、研ぎの指導を受ける。



今日は、組員のパッセカルトンメンバー(希望者)引き連れて、
革すき包丁のとぎ方含め、日本の刃物のことや研ぐということを学びに
行きました。東京の卸問屋さんですから、特別ですよ!


ハイ、刃物と砥石を持ってくるように!
と事前にいっておきました。砥石の状態を見て、ほほうなるほどね、
なんて話から……


研ぐ時の角度から。こう指で押さえて見るんですよ、


メモメモ


こうやって握るんです。




包丁のとぎ方から教えて貰いました。
研ぐときは押して、まっすぐにたって、ひじを動かすような感じ
そう、とぎは力を入れないんですね。
よく外国人にも教えるそうですが、力任せに、この桶の水(浅め)がバシャバシャいうくらい
動いちゃうそうです。
そうではなくて、力を入れずに……


革漉き包丁のときは、こういうふうに丸くなってた方がいいから、
そうなるように筋をつけてください。とのこと。


この姿勢の角度撮っておいてね、と言われました。余り力を入れずに研いでいるのが写真でも
わかると思います。



一人生徒さんの刃物を使って研いだのですが……


表面が一部凹みすぎてるからならしておきましょと言って


うーん、もうちょっと粗めで行ったほうがいいねと、中研の石を出してシャッ
シャッ   うーん、もうちょっと粗めで行ったほうがいいかもわかんないって事で


荒研に。( 'ч' )
そして……


天然砥石の粉を混ぜた、砥石でさらに研いでました。
いい包丁も、とぎ方で使えなくなってしまう、これぞ宝の持ち腐れ。
やってもらった組員はラッキー( ‘-^ )b

みんな釘付け。壁にはいっぱい砥石。
そう、これは安くて8万円よ、なんて(。ì _ í。)
シェフ、楽器職人さんなど刃物を使う人は製本だけではありません!


難しい刃のとぎ方も習いました。
包丁、砥石(中研)仕上げ研、カタログ、刃物の油、いろいろ揃えた方がいい!


という流れで、お買い物タイム!問屋さんですからレジはないのでその場でやり取り。
これで心置きなく研いで革スキに没頭できますね。

小一時間で終わるかなーなんて思ってましたがあっという間に四時すぎに。三時間くらい
長居をしてしまいました。

まる水も勉強になった、有意義な課外授業でした~(^-^)/

また引き連れておいでよ、と言ってくださいましたので
行きたい人は声かけてくださいね。