寄ってたかって……
兄と姉による寄ってたかって毛繕い(笑)
酷いときは兄と姉2匹です。最近、叶愛は留可に耳を障られるのが嫌であんまし近づかないようにしておりますので、残念なことに寄ってたかって毛繕い兄・姉2匹バージョンの写真が撮れません。
叶愛の耳が治ったら、また3匹がかりでやってくれるかしら(笑)
因みに留可はと言いますと。
「にぃにとねぇねがるーのことしゅきってゆってる!」とでも思うのか……。
ひたすら、喉を鳴らしてご機嫌。
時々、兄姉の足や頬にかぶりつきながら大人しくしております。
不思議だなぁ。
里宮と留可は♂同士だから喧嘩するかも?って思ってたんだけど……、里宮はすっごく留可の世話を焼くし。
(音福&叶愛も♀同士だけど仲良しだし)
叔母宅の親子は仲良しだけど、新入りは相手にされてない……。絶対、一緒に眠ったりもしないそうな。
「何であんたんちの猫ってそんなに仲が良いの!?私もうちの猫が一緒に丸まって寝てるの見たいっ!」って、よく言ってる。
……私の教育が良かったのかな?(笑)
愛と感謝の日々③ 音福のお話。
↑うちに来た日の音福。(仮名「根っこちゃん」だった一瞬)
愛猫・日愛(ひめ)が病気のため、短い生涯を終えたのが5月。
一緒に遊び、一緒に眠り、毛繕いをする相手がいなくなった里宮の様子が変わった。寂しい上に、台風などの直撃を受けての水害。寂しさとストレスでハゲ、極限に達したとき、急性腸炎になって死にかけた。
日愛を失い(その前に天河(てんか)と言う愛してやまない子を失ってた)、この上、里宮まで失ったら私はもう生きていけない。
里宮のために出来る限りのことをしなければ!里宮が寂しいと言うのなら、とことん甘やかして育てよう、お嫁さんか弟を迎えてあげよう!
……と心に誓い、冬から子猫探しをしていた。探しているときに限って、我が家には迷い猫が来ない。ホームセンターの里親募集コーナーに行っても不思議なくらい猫がいない。
そうこうしているうちに、そろそろ日愛の一周忌……。
里宮は急性腸炎から見事に復活したけれど、相変わらずハゲたまんま。どうしたものか。
頭を抱えていたある朝、叔母から猫を拾ったから連れて行くと電話が。
やって来たのが、この小さな三毛猫。
叔母が愛犬の散歩ついでにゴミを出しに行くと、ゴミステーション横の草むらに小さな毛玉が落ちていた。良く見ると、猫。
小さく丸まって動かない。死んでいるならせめて埋めてやろうと抱き上げると、体は冷たかったけれど僅かに動いた。
叔母は慌ててエプロンのポケットに子猫を入れて自宅に戻り、温めた牛乳をお湯で薄めてスポイドで与えてみた。子猫はぼんやりしたままそれを飲み、タオルに包まれて小さなトマトの箱に入れられた。
我が家が子猫を探していたので、ちょうど良いと思ったらしい。
仕事に行く前に我が家に寄ってくれた。
久し振りに見る子猫は、ぼんやりしてて情けない顔つき。
客が来たので慌てて逃げた里宮を、「里宮、小さい子がいるから見においで」と呼ぶと、里宮は恐る恐るやってきて箱の中を覗き込んだ。
途端に、里宮の顔が変わった。
名前は何にすると聞かれて、私は「根っこちゃん」と答えた。
と言うのも、先に死んだ天河が名前負けと言われて、日愛も「織姫」の「姫」に別の文字と意味を当てて付けたので、空に関する名前は辞めて、里宮の「陸」のような、地に繋がる名前にしようと常日頃思っていたから。
しかし、「根っこ」ではかわいそう。では「ねこ」にしようか。でも猫に「ねこ」もどうか。(←因みにポスペの犬には「ねこ」と言う名を付けている」
それじゃあ、「ねね」にして我が家の苗字に合う、意味のある漢字を探そう。と言うことで、「一声鳴くたびに幸福を得るように」と意味を付けて「音福」に決定。
甘やかされた里宮が焼餅を焼くのでは……と心配しつつ、相性が悪ければ、他に猫をほしがっている人がいるので、そちらに行ってもらっても……と思っていたのだけれど、里宮は一目で気に入ったご様子。
少々焼餅を焼いてマーキング量が増えたりもしたけれど、音福のことは本当に大事にして毛繕いは勿論、トイレの世話までしてくれた(笑)
里宮の嫁に……と思っていたけれど、子供が出来ては別の捨て猫が拾えなくなるので(笑)まずは里宮に手術を受けてもらって、兄妹となった。
里宮が大事にするので、自然と音福も里宮に懐く。
「また飼い主の病気や……」と諦めたクロコは無関心を装いつつ、監視してくれた。
お陰で音福はすくすくすくすくと成長し……、確か350g程度だった体重も、今じゃどっしり4kg!
「一声鳴くたびに福を得るように」と言う名の通り、可愛らしい声で鳴いては愛嬌を振りまき、可愛がられております。
先日、音福の母ではないか言う叔母宅のご近所の飼い猫を初めて見たけれど。
……音福の方がずっと美猫でした。
おそらく、自宅で生まれた猫が大きくなったので捨てたか、親猫が運んでいる途中で置いて行ってしまったのだろうと話しているのだけれど……。
冷たくなっていた(多分、放置すれば死んでしまっていた)子猫を拾い上げ、我が家に連れてきてくれた叔母に感謝!音福を産んでくれたママ猫に感謝!
音福は、他のどの家に拾われるよりも、生まれたままの家で育つよりもずっとずっと幸せな子にします。
↓おまけ。念の為ゲージに入れてあった音福に興味津々で触りたくて仕方がない里宮(笑)
叶愛@治療中
愛と感謝の日々2、叶愛のお話を書いたあと、叶愛が耳血腫になってしまいました。
耳が空気でも入れたようにぷっくり腫れて、病院に連れて行ったのですが。
注射器で中の血を抜いて、テープでぐるぐる巻き。
稀に耳の下の方が腫れてくることがあると言われ、テープで耳がかぶれてしまうと言われ、一週間。
気になるし、痒いだろうに、テープを外してしまわず良い子にしている叶愛。
腫れてはこないけれどかぶれて血が出て膿んで、かわいそうな状態でしたが。
今日、1週間目で病院に連れて行きましたら、かぶれの状態は、綺麗な方なんですって。
もっともっと酷くなる子もいるんだそうで、1週間もすれば傷口はふさがるし、毛もちゃんと生えてきて、元通りになるよって言われたんです。
耳の形は変わってしまうけれど……。
↑テープぐるぐる、デビル叶愛。
止血剤を注射してもらって、傷口に薬を塗って貰って、これで大丈夫。
頑張って大人しくして、ご飯いっぱい食べて、綺麗に治そうね。
なんて、朝からちょっと安心して帰宅したのに……。
昼を過ぎたあたりからまた腫れてきました。ぷっくりと。
慌てて病院に電話したら、一旦、傷口が治ってからもう一度看てみましょうとのこと。
……もしかしたら手術になるかも。
叶愛の可愛いピンとした耳……。真っ黒で綺麗な耳……。すべすべして柔らかい耳……。
形が変わってしまうのはかわいそうだ。
腫れてしまってるのもかわいそうだ。
病院で注射針を刺したり、きったりするのもかわいそうだ。
どうか早く、少しでも早く、綺麗に治りますように……。
↑今日、テープを外した叶愛ちゃん。
向かって左の耳が腫れてて、重そうなの。
愛と感謝の日々② 叶愛のお話。
↑うちに来る前日の叶愛。(この時、仮名「ちびくろ」ちゃん)
「どこかで猫の鳴き声がしない?」と、親が言ったのは夜で、音福と里宮が別室で寝ているときだった。
「音福じゃないの?」って、気にしなかったけれど、それから約1週間後のある雨の日曜日、音福と里宮が出窓のところでじゃれあっていると、外から子猫の声が聞こえた。
「いま、聞こえたよね?」と確認する親。「うん」と答える私。
すぐ近くから聞こえた気がしたので、外に出てみると……。
小さな痩せた黒猫が、我が家のゴミ置き場にいて、透明のナイロン袋に手を伸ばしていた。
お腹が空いて、ゴミを漁ろうとしたのでしょう。だけど、その時、小さな黒猫はそれが発泡スチロールばかり入った袋だとは気付いてなかった。
小さな小さな細い手を伸ばして、首をかしげているところに現れた人間。
黒猫は慌てて逃げ去り、途中、水溜りに足をとられて転びそうになっていた。
こんな雨の日にお腹を空かせて、発泡スチロールの袋に手を伸ばしてるなんて……、何て可哀想で間抜けな子!
もしも居付いてしまったら、病院で注射と手術をして外猫として飼っても良いよね……と親と相談し、ドライフードを雨の当たらないところに置いた。
数時間後、外を見るとドライフードは空っぽ。
あの小さい黒猫が食べたんだか、ご近所をうろついてる野良ちゃんが食べたんだか……、どっちにしても、暫く雨が続きそうだし、置いておけば少しは口に入るかも。
そう思って、ドライフードを朝晩外に出すようになった。
朝、外に出すと昼にはからっぽ。夜、外に出すと翌朝には空っぽ。
さぁて、誰が食べてるんだろうね?あの小さい黒猫ちゃんが食べてくれてたら良いけど……なんて話ながら、1週間近くが過ぎ、我が家では姿の見えない猫を「ちびくろちゃん」と呼ぶようになっていた。
ある朝、外でカリカリカリ……と、ドライフードを噛み砕く音が聞こえる。
そっと覗いて見ると、あのちびくろちゃんが必死でドライフードを食べていた。こっちの姿に気付くと慌てて逃げようとするので、「食べても良いよ、足りなかったらまたあげるから」と玄関を閉め、一人にんまりほくそえむ。
翌日、少しドライフードを置く時間が遅れてしまった。
ま、大丈夫でしょ。なんて軽く考えていたら、外から子供の泣くような、「えーん、ふえ~ん!」って声が。
親戚宅の子供達が泣いているのかと思って外を覗くと、我が家の老猫クロコに行く手を阻まれ、いつもの餌場にこられないで鳴いているちびくろちゃんの姿。
慌ててドライフードを持って外に出し、まだ子猫だからミルクも必要かも!と、音福のミルクを分けてもらって出した。
クロコに少し退いてもらって、やっと朝ごはんにありつくちびくろちゃん。
そーっと動いて、大急ぎでカメラを持ってくる私。
警戒して逃げては困るので、玄関から望遠で撮影。それが上の写真です。
そして翌日。
朝、のんびりしているとまた外から「うぇ~ん、えーん、ふえ~ん!」と、子供のような鳴き声……。
「遅くなってごめんね!」と、慌ててドライフードを出す私。ちびくろちゃんは警戒しつつも嬉しそうにドライフードを食べて、私が1歩1歩近づくのをびくびくしながら見ていた。
近すぎず、離れすぎず……の場所に座ると、ちびくろちゃんはぐるぐる豪快に喉を鳴らしながら周囲に身をこすり付ける。
また少し近づくと、ちびくろちゃんは警戒しつつも喉を鳴らして近づいてくる。
つ・か・ま・え・た
親にキャリーバッグを取ってきてもらい、中に入れる前に興味津々の顔で見ていた里宮と音福に鼻キスでご挨拶。
その後、バッグに入ってもらって、暫しお待ちいただく。
驚いたような顔だったけど、怖がってはいないみたい。
朝一番で病院に連れて行くと、ちびくろは警戒心のかけらも見せずに喉を鳴らしてすりよってきた。
獣医さんの見たところによると、おそらく、飼猫が産んだ子猫が乳離れしたので捨てたのだろうと言うことで、尻尾の周囲の毛がはさみか何かでかなり短く切られていたんだけども、それは誰かが尻尾を切ろうと悪戯したか、何か汚れがついてのかなかったので毛を切ったのだろうとのこと。
虫もおらず、健康状態はなかなか宜しいとのことで……。
あまりの可愛さに、とてもじゃないけど、もう外になんか出せない。
連れて帰って、キャリーバックから出すと、ちびくろちゃんはすぐに餌場に行ってうちの子たちの残してたご飯を食べ、テレビの前にあった座布団に寝転んでしまった。
音福と里宮は興味津々、クロコは呆れ顔。
だけど、威嚇することは勿論、苛めることも避けることもなく……、気が付いたら里宮は毛繕い、音福は一緒にすやすや……。
ちょうど、音福と同じくらいの大きさなので、音福は姉妹と思ったのかも知れないし、里宮は、音福と同じ「守るべき存在」と思ったのかも知れない。黒い毛皮がクロコにも親近感を持たせたらしい。
ちびくろちゃんは「生まれたときからここにいたのよ」みたいな顔で、すっかりリラックス。
さて、うちの子になるわけだから、素敵な名前をつけてあげなくちゃ。
「ちびくろちゃん」は返上だ。
色んな候補があったんだけど、どれもしっくり来ない。どうしたものか……と、考えてるときにふと、「ノアの箱舟」を思い出した。
「ノア」
ん。いいかも。
「のあ」
可愛いぞ。
「お名前、のあちゃんにする?」と聞くと、返事はないけど、ぴったりな感じ。
我が家の苗字とバランスの良い漢字を探し、「叶愛」となった。
ガリガリでひょろひょろで情けない顔つきのちびくろちゃんは、こうして我が家のデブ猫「叶愛」になった。
あの雨の日に、うちのゴミを漁ろうとしてた小さな細い手、困ったような顔。
えーんえーん!って鳴いた声。
嬉しそうにぐるぐる鳴らした喉。
大きくなった今、思い出しても可愛くて可愛くてたまりません。
どこの猫ちゃんが産んだ子か知らないし、どこの人が捨てたのかも分からないけども。
迷い迷って彷徨って、我が家に来てくれたことに感謝。
愛と感謝の日々① 留可のお話。
↑うちに来た日の留可。(このときまだ無名)
仕事先のご近所で生まれた子猫を、上司が捕獲した。
その地域での野良猫の繁殖を防ぐために、子猫をよそへ棄てに行くのだが、1匹要らないかと言う電話が入ったのが、日曜日の夜。
うちは既に3匹いるし、4月にクロコが旅立ったばかりだし、出来れば雨の日に鳴いてるような、鬼気迫った子の為に場所を空けておきたい。
1匹引き取ったって3匹残ってしまう。3匹の行く末を気に病みながら1匹育てるならばいっそ、4匹とも見捨てた方がいい。
うちには縁のない子たちなんだと諦めて断った。
ところが、たまたま月曜日がお休みで、火曜日に仕事に行くと、
「これ、どれくらいかしら」
と、上司が箱を抱えてやってきた。
中には4匹の子猫。推定300~500グラム。
棄てようと思ったものの、あまりに小さい。
これでは生きていけないかも、と思ったらしい。
上司の夫が、2匹飼っても良いと言ったとかで、残りが2匹。1匹は箱を開けたとたんに威嚇してきた黒猫で、青い目が印象的。
もう1匹が黒猫にくっついて眠っていた白灰で、見た瞬間に昔飼っていた「竜」と言う猫を思い出した。
どちらか片方引き取れば、片方が残る。と言って、2匹は引き取れない。
すぐに携帯で写真を撮って親にメール。仕事中コソコソ何度もメールして、1匹をうちが、もう1匹を親の知人が引き取ることになった。その日、仕事を終えてから引き渡し。
引き取られた黒猫は「リュウ」と名付けられ、今、先住猫に負けず劣らず悪戯放題、話に聞くところによると、大変可愛がられているもよう。
上司宅の2匹も、時折交わす会話によれば、愛情を一身(二身?)に受けているらしい。
そして、我が家にやってきた白灰猫は……。
「留可」と名付けられ、日々悪戯に余念がない。
よく食べて、よく遊び、よくねむる。転げてぶつかってよじ登って落っこちて、先住猫を辟易させながらも一緒に眠り、大事にされてる。
来たときはほ乳瓶でミルクを飲んでいたけれど、割とあっさり卒業。
先輩猫を見習って、お気に入りはサイエンスダイエット。
……子猫用はキライらしい。
満腹食べて、無防備に眠る姿がたまらなく可愛い。
思えば、まだ親猫のミルクを飲み、兄弟猫と眠っていたところを無理矢理離してきたのだから、大切に丈夫に育て、幸せにしなければ罰が当たる。
交通量の多い道路際での野良生活よりも安全に、栄養もタップリに。
天命つきる瞬間も、つきた後も、ここで暮らせて良かったと思って貰えるよう、努力したい今日この頃。
留可を産んでくれたママ猫ちゃん、「猫要らない?」と聞いてくれた上司、すんなり受け入れてくれた兄姉猫に感謝。あとついでに、もう1匹の仲間入りを許可してくれた親にも感謝。
猫のために働いて、日々猫のことを考えて暮らす生活。
……幸せと言わずしてなんと言おう。
君の名を呼べば……
だって用がないんだもん。(って言うかあんたは呼んでもこないじゃないかっ)
3回目の花火。
本日は花火大会。
……7月最後の金曜日が花火大会で、8月1週目の土日に夏祭り。
夏休み前半にイベントが終わってしまうってちょっと悲しい。
里宮は今年3歳なので、3度目の花火大会。
遠くの方でポンポーンと聞こえる音にびくともしませんが、音福は少し怖い様子。
目をまるーくして、じーっと固まっておりました。
叶愛は世界を自分中心に回す子なので、気になりません。
留可は……。
悪戯に忙しすぎて音にさえ気付いてない様子……。
花火大会一つにしても、猫たちの性格が垣間見えて楽しいものです。
今日は久し振りに動画をupしてみましたよん。
日記の方には違う動画が御座います。
……もうちょっと選んだらよかったなぁ。
姉妹漫才。
聞きたい……?
黒猫・叶愛ちゃんの怪談……。
その①子猫がぶがぶ。満腹になるまで食い尽くす!