東京湾アクアラインの概要

東京湾アクアラインは、東京湾の中央部を横断する全長15.1kmの自動車専用の有料道路で、木更津と対岸の川崎を15分で結びます。木更津から4.4kmが橋梁、川崎から約9.5kmがトンネルとなり、橋梁とトンネルの接続部に海ほたる(木更津人工島)があり、トンネルの中央部に風の塔(川崎人工島)があります。

事業の概要

[東京湾アクアライン]

道路名
東京湾横断道路(名称:東京湾アクアライン)
路線名
一般国道409号
区間
川崎市川崎区浮島町地先から木更津市中島
延長
15.1km
道路規格
第1種第2級・自動車専用道路
車線数
4車線(将来構想6車線)
設計速度
80km/h
開通
平成9年12月18日
通行料金
[車種別料金](通行1回当たり。単位:円(税込)、平成26年4月1日料金改定)
区分
軽自動車等
普通車
中型車
大型車
特大車
通常料金
2,470
3,090
3,700
5,090
8,490
ETC車割引料金
640
800
960
1,320
2,200
※ETC時間帯割引(休日割引・深夜割引など)や障害者割引とは重複して適用されません。最も割引額が大きくなる本割引が優先して適用されます。

海ほたるパーキングエリア外部サイトへのリンクへのUタ-ン利用可能
(Uタ-ン料金は本線片道利用料金と同額)

事業方式

本事業は「東京湾横断道路の建設に関する特別措置法」に基づき、民間・地方公共団体・日本道路公団の出資による会社(東京湾横断道路株式会社)が建設・管理を行い、日本道路公団が道路を所有し、対外調整を行う方式で事業を実施しています。

[事業方式図]

東京湾横断道路株式会社は、東京湾アクアラインの海上部、約14.3kmの建設を行いました。

日本道路公団は、事業調整・用地買収等の他、陸上部(川崎側約0.3km・木更津側約0.6km)の建設を行いました。

川崎~木更津間の時間短縮効果

距離・時間
走行距離
距離差
所要時間
時間差
利用
一般道路利用
約90km
約60km
約220分
約190分
高速湾岸線他利用
約100km
約70km
約90分
約60分
東京湾アクアライン利用
約30km
-
約30分
-
走行時間は、季節、曜日、天候状態などの道路交通状況によって影響を受けるものであり、記載の走行時間は、一つの目安として示しているものです。
なお、高速道路は法定速度、一般道路は30~40km/hで算出したものです。

波及効果

東京湾アクアラインの開通によって、千葉県の半島性が解消され、木更津~川崎間が約100kmから三分の一の30km、所要時間も約90分から約30分に短縮されたため、対岸地域との文化交流が身近なものになるとともに、首都圏の物流が一層活発になるものと思われます。
このように、首都圏の多くの方々が房総の海、豊かな自然や文化、農水産物など房総地域の自然や食文化に触れることができるようになりました。また、房総地域の消費者も手軽に川崎・横浜・東京などへ買い物や飲食、行楽、娯楽が楽しめるなど、レジャーショッピングの幅が広がり、消費傾向が変わります。

東京湾アクアライン構造図
シールドトンネル

[写真:シールドマシン]シールドトンネルは、外径が約14mもある世界最大級のシールドマシン(掘削機械)で掘削したトンネルです。
最大の難工事とされたトンネルは、東京湾の水面下約60mを掘削するには、軟弱地盤と高水圧との戦いでした。
海底道路トンネルとしては、世界最長のものです。
橋梁

[橋梁]木更津取付部から海ほたる(木更津人工島)まで4.4kmが橋梁で、海ほたる付近は航路になっているため、総トン数約2,000トンの船舶が航行可能な径間と、桁下のクリアランス(空間)を確保しています。また、耐震性と走行性の向上を狙って、国内には例のない多径間連続化(最多11径間)が図られています。
海ほたる

[海ほたる]



海ほたるは、トンネルと橋梁との接続を目的に設置された盛土式の人工島で、島の天端幅が100m、長さ方向が650mとなっており、島内には、豪華客船をイメ-ジした、海上に浮かぶ世界にも珍しいパーキングエリア外部サイトへのリンクとして休憩施設が設置されています。ここでは、横浜ベイブリッジ、東京タワ-、新宿の超高層ビル群、幕張メッセ等がよく見え、富士山まで望める360度の展望が楽しめます。

風の塔

[風の塔]風の塔(川崎人工島)は、トンネルの中央部に位置する外径約195mの円形で、東京ド-ムとほぼ同じ大きさです。人工島は、外側からの船舶衝突の緩和機能を有する鋼製ジャケットと、その中央部に換気塔本体の外径98m、深さ75mの円筒形大型鉄筋コンクリ-ト構造物です。
換気塔本体の上部には、海底トンネルの換気用として換気塔が構築され、多数の船舶が行き来する海上であるため、量感のある、視認性に優れた構造を基本とした、海面上96mの大塔と81mの小塔からなります。